イングランド1部ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫の美しい魔法のようなゴールに反響が寄せられた。 今季が1…
イングランド1部ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫の美しい魔法のようなゴールに反響が寄せられた。
今季が143回目の開催となる世界最古のカップ戦FA杯で、三笘が魅せた。現地2月8日に行なわれた4回戦で、ブライトンはホームで強豪チェルシーと対戦した。三笘は4-2-3-1の左サイドハーフでスタメン出場。開始直後の前半5分に先制点を奪われたが、同12分に同点に追い付く。そして1−1で迎えた後半12分だった。
相手陣左サイドの深い位置でボールを受けた三笘は、ドリブルでボックス内に侵入してからのマイナスのパスでチャンスメイクする。そこから相手DFも懸命に体を張って防いで混戦となったところでフランス人MFジョルジニオ・ルターが浮き球のパスを三笘に送った。
ボールはやや大きくなったが、三笘はジャンプして反応する。そして軽やかな身のこなしから腕を上げながら脇の下で巧みにトラップ。GKと1対1に持ち込むと、さらに右足で技ありのループシュートを放ってゴールネットを揺らした。
この三笘のプレーにハンドをアピールするチェルシーの選手もいたが、主審の笛はならず。試合はブライトンが2−1で勝利して4回戦突破を決めた。
■「これもう実質ベルカンプだろ」
この三笘の美しい決勝ゴールは大きな話題となり、それとともに「ハンドでは?」との指摘も多く寄せられたが、その声に応えるようにFA杯の公式SNSが、スロー映像で三笘のゴールシーンを公開すると、次のようなコメントが寄せられた。
「シルキータッチを脇で?ガチでエグい。」
「繊細な胸トラップからの上品なチップキック・・・これもう実質ベルカンプだろ」
「三笘さん、半端ないって〜!!ギリギリハンドではない!?脇の1番高い位置から下がハンドみたいです」
「こりゃハンドではないね。付け根までは肩。だもん。ただチェルシーの選手は悔しいだろなあ。」
「三笘の脇1ミリ」
三笘のFA杯と言えば、2023年1月に行われたリヴァプール戦での“空中ダブルタッチ弾”が有名で、現時点での三笘のキャリアナンバーワンゴールに推す声も多いが、今回の脇トラップからのループ弾も芸術展はかなり高い。スロー映像でこそ見たくなる“魔法”のようなゴールだった。