【フランス・カップ】ブルゴワン 0-0[PK 2-3]スタッド・ランス(日本時間2月7日/ピエール・ラジョン・スタジアム)【映像】伊東純也のPKが“完璧”に止められた瞬間 スタッド・ランスの伊東純也が、ベスト8進出を…

【フランス・カップ】ブルゴワン 0-0[PK 2-3]スタッド・ランス(日本時間2月7日/ピエール・ラジョン・スタジアム)

【映像】伊東純也のPKが“完璧”に止められた瞬間

 スタッド・ランスの伊東純也が、ベスト8進出を決める重要なPKをまさかの失敗。プレッシャーのかかる場面で相手GKにシュートを完璧に防がれると、チームメートの中村敬斗も思わず頭を抱えてしまう一幕があった。

 注目のシーンは、スタッド・ランスがブルゴワンとアウェイで対戦したフランス・カップ『クープ・ドゥ・フランス』のラウンド16のことだ。相手は国内リーグ5部相当ながら躍進を遂げたチームであり、スタッド・ランスはゴールネットを揺らせないまま0-0で90分を終え、ベスト8を懸けた決着はPK戦へと委ねられた。

 後攻のスタッド・ランスで、4人目に登場したのが伊東だ。直前までに、GKアレクサンドレ・オリエロが驚異の3連続ストップを決めてPKスコアを2-1とし、伊東が決めた時点でチームの勝利が確定する場面だった。

 ここで背番号7は、ゆっくりとした助走から右足を一閃。低い弾道のシュートを左に蹴り込んだが、なんと相手GKに完璧にシャットアウトされてしまった。その瞬間、伊東は両手で顔を覆って失意を見せたが、それ以上に驚いていたのはチームメートだ。ベンチで見守っていた中村敬斗は思わず頭を抱え、同じく途中で退いたDF関根大輝も呆然とした表情を浮かべた。

 その後、相手の5人目が成功してPKスコア2-2になると、スタッド・ランスのキッカーはDFセルヒオ・アキエメが登場。すると、後方ではPKで外した2人の選手、1番手で外したウマル・ディアキテと伊東が体を寄せ合い、祈るようにしてアキエメを見つめていた。そして、背番号18が落ち着いてPKを決めると、スタッド・ランスは殊勲のGKオリエロを囲うようにして輪を作り、歓喜のセレブレーションに興じた。

 この一連のPKシーンにファンはSNSで反応。伊東が登場するや「うわーここで純也さん」「純也くん決めろー」「純也頼むぞー」と祈りの声、失敗すると「PK苦手説…コースは良かったのにー」「やっぱPK好きじゃないんだろうな」と同情。その後も「伊東さんとディアキテ可愛かった」「ギュッとなってたの可愛かったな笑」「伊東純也、許される」と様々なリアクションで盛り上がった。

 チームは日本時間2月2日に行われたリーグアン第20節に敗れて9試合未勝利となると、ルカ・エルスネル監督を解任。この試合はアシスタントコーチのサンバ・ディアワラが暫定で指揮を執っていた。ラウンド16進出の快挙で勢いに乗る相手ながら、5部のチームに大苦戦を強いられるなど、ベスト8進出を決めたものの復調を示せなかった。
(ABEMA de DAZN/フランス・カップ)