久保は攻撃の核として機能した(C)Getty Images スペイン国王杯準々決勝が現地時間2月6日(日本時間7日)に行われ、久保建英所属のレアル・ソシエダがホームでオサスナと対戦。2-0でレアル・ソシエダが勝利し、準決勝に駒を進めた。スタ…

 

久保は攻撃の核として機能した(C)Getty Images

 

 スペイン国王杯準々決勝が現地時間2月6日(日本時間7日)に行われ、久保建英所属のレアル・ソシエダがホームでオサスナと対戦。2-0でレアル・ソシエダが勝利し、準決勝に駒を進めた。スタメン出場した久保は前半にチームが挙げた先制点の起点となるプレーで白星に貢献している。

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 4日前のラ・リーガ第22節でも両チームは対戦しており、この時はオサスナがホームでレアル・ソシエダを2-1で下している。だが、国王杯ベスト4を懸けた戦いでは、レアル・ソシエダが前半から優位に試合を進めており、右ウイングで先発した久保の動きから得点が生まれている。

 0-0で迎えた21分、自陣からのロングボールに対し高い位置で久保が反応、空中で相手プレーヤーと接触しながら競り勝ちボールを落とすと、PA手前でアンデル・バレネチェアへとつながり、最後はミケル・オヤルサバルのアシストからバレネチェアがゴールへ押し込んだ。前線の3人の身体を張ったボールキープによりフィニッシュシーンが演出され、スタジアムが歓喜に包まれた。

 さらに、その10分後にもブライス・メンデスが追加点を決めると、35分にはオサスナに退場者が出たことで、レアル・ソシエダが主導権を握り続けることに。久保も前半終了間際、ゴール前に切り込み右足で惜しいシュートを放つなど、積極的なプレーを繰り広げていた。

 以降は2-0のスコアのまま試合が進みタイムアップを迎え、レアル・ソシエダが4日前の雪辱を果たす結果となった。その中で、81分までプレーし前半から攻撃を活性化させていた久保のパフォーマンスは、やはりスペイン国内で高い評価が送られている。

 クラブの地元メディア『noticias de Gipuzkoa』では先制点の一連のプレーについて、「タケフサ・クボの素晴らしいプレーが、アンデル・バレネチェアとミケル・オヤルサバルの連携へとつながった。最後はバレネチェアが仕上げた」と振り返っている。

 また、スペインスポーツサイト『ELDESMARQUE』では、試合を通じての個人採点で久保に対しチーム最高タイの「8」を与えている他、独特の表現で背番号14の動きを絶賛。「刺激的で危険、そしてレアル・ソシエダのゴールスコアラーにとって、ピッチ上での理想的なパートナーとなった。攻撃陣の1人として得点やアシストを記録しなくても素晴らしい活躍ができるということを証明した」などと綴っている。

 直前の敗戦での悔しさを見事に晴らすこととなったレアル・ソシエダ。久保は現地の評価からも伝わるように、チームに勢いをもたらす存在であると再認識させるプレーをみせていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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