第77回香川丸亀国際ハーフマラソン大会(香川県丸亀市など主催)が2日、同市のPikaraスタジアムを発着点、坂出市京町…
第77回香川丸亀国際ハーフマラソン大会(香川県丸亀市など主催)が2日、同市のPikaraスタジアムを発着点、坂出市京町付近を折り返し点として開かれ、8685人が真冬の讃岐路を駆け抜けた。
スタジアム前のスタート地点では、2000年シドニー五輪のマラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんが、出走者に「楽しんで走ってください」と呼びかけ、水分補給や靴ひもの結び方などをアドバイスした。多くの市民ランナーは高橋さんと手のひら同士をタッチさせて走り去っていった。
午前10時35分のスタート時の天候は曇り、気温9.2度という絶好のマラソン日和。男子3位でゴールした太田智樹選手(トヨタ自動車)は59分27秒の日本新記録をマークした。これまでの日本記録は小椋裕介選手(ヤクルト)が5年前にこの大会で出した1時間0分0秒だった。4位の篠原倖太朗選手(駒沢大)も1時間を切り、59分30秒の好記録だった。
優勝したのは、男子がアレクサンダー・ムティソ選手(NDソフトアスリートクラブ、59分16秒)、女子はオマレ・ドルフィン・ニャボケ選手(ユニクロ、1時間6分5秒)だった。(増田洋一)