間近で起こった危機一髪の事態に現地のラリーファンが思わず大興奮。中継の放送席も絶叫した一幕があった。【映像】危機一髪で接触回避の瞬間 世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」。日本時間25日の競技3日目デイ3、勝負どころ…

 間近で起こった危機一髪の事態に現地のラリーファンが思わず大興奮。中継の放送席も絶叫した一幕があった。

【映像】危機一髪で接触回避の瞬間

 世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」。日本時間25日の競技3日目デイ3、勝負どころとなったSS11「オスロン」セッション開始前の時点で、フルモーの総合順位は3位。ヒョンデのダブルエースであるティエリー・ヌービルとオィット・タナックがアクシデントに見舞われたこともあり、新加入のアドリアン・フルモーがヒョンデのトップタイムを記録していた。

 しかし、チームの期待を背負い過ぎたせいか、SS11終盤の直角右コーナーで曲がりきれず、あわや左リアをフェンスに接触しそうに。結果的に接触を回避し、スレスレで駆け抜けていったものの、同シーンを実況していた放送席からも「おお!」と絶叫があがった。

 現地解説のピエール北川氏は、「ドアンダーを出した危ないシーン。現地のお客さんたちも『何やってんだフルモー!』とすごく盛り上がっています」と驚きを伝えている。スタジオ解説者の小坂典嵩氏は、「ステアリングをきっても曲がりきれないのがドアンダー(アンダーステア)。コース各所で泥がかき出され、想定以上に滑りやすかったのだと思います」とコメント。このギリギリの走りに対して、WRC初見となったゲストでモデルの朝比奈彩も、「ちょっとヒヤッとしましたね」と言及した。

 フルモーはSS11で2位の好タイムを叩き出し、さらにSS15まで走りきってデイ3を終えた結果、総合3位に。同26日の最終日もポジションをキープし、見事3位表彰台を獲得した。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)