4番抜擢に即結果を出した國學院大・鎌仲日本大の反撃を振り切った國學院大が10対8で勝利。 初回、2死三塁のチャンスに鎌…

4番抜擢に即結果を出した國學院大・鎌仲

日本大の反撃を振り切った國學院大が10対8で勝利。

初回、2死三塁のチャンスに鎌仲純平外野手(2年・北海)がタイムリーを放ち先制。1-1で迎えた3回には再び鎌仲がタイムリー二塁打を放ち勝ち越しに成功。2-3の4回には2死無走者から敵失で走者を出すと、この日スタメンマスクの横井佑弥捕手(3年・大阪桐蔭)が左中間スタンドへ逆転2ランを叩きこんだ。続く5回には鎌仲の3打席連続となる適時打などで3点を、7回には山﨑剛内野手(4年・日章学園)のタイムリー三塁打などで加点。9-7と詰め寄られた9回には、内野安打で出塁した山﨑が二盗成功。さらに三盗の際に捕手の悪送球が絡み一気にホームを駆け抜けた。

3回途中からリリーフした2番手の小玉和樹投手(2年・佼成学園)は無失点で今季2勝目。
前カード10打数2安打だった山﨑は、この日4安打で大学通算100安打まであと2と迫った。

通算98安打とした國學院大・山﨑

日本大は3-9と6点を追いかける7回、この回から登板の國學院大・清水昇投手(3年・帝京)から四球とヒット、犠打で1死二、三塁とすると、内野ゴロで1点を返す。2死三塁からは長沢吉貴外野手(3年・佐野日大)がこの日4安打目となるタイムリーで繋ぎ、さらに上川畑大悟内野手(3年・倉敷商)がライトスタンドへ飛び込む2ランを放ち2点差に迫る。最終回も敵失で1点を返し、1死満塁と一打サヨナラのチャンスが続くも連続三振で生かしきれなかった。

◎國學院大・鳥山泰孝監督
「日大三の魂の入った一球に、こちらも負けないように気持ちを入れました。最後もよくしのいだと思います。鎌仲も中身のある4安打で、いい働きをしてくれました」
◎國學院大・鎌仲純平外野手
「相手(山本)は中学、高校と戦っていた投手だったので、負けないようにと思っていました。勝ち点を取ることに貢献したいという思いだけです」
◎國學院大・山﨑剛内野手
「(4安打に関して)バッティングではここを直そうと意識してやっている状況なので、無意識でできるようにしないとダメだと思っています。今日は探り探りやっていく中で結果が出たと思います」

國學院大 101230201=10
日本大  012000401=8
【國】山岡、○小玉、清水―横井
【日】●山本(龍)松原、上原、植谷―八田
本塁打:國學院大・横井《4回ソロ》
日本大・上川畑≪7回2ラン≫

文・写真:山田沙希子