3月18日に開幕する第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日あり、福島県内から聖光学院が選ばれた。選抜大会出場は3…

 3月18日に開幕する第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日あり、福島県内から聖光学院が選ばれた。選抜大会出場は3年ぶり7回目、春夏通じた甲子園出場は26回目。野球部員は喜びを内に秘めながら、「まず1勝」に向けて再スタートを切った。

 伊達市の同校礼拝堂では、午後3時半から部員や教職員ら約150人が集まり、選考委員会のネット中継を見守った。東北枠の1番目で「聖光学院」の名前が読み上げられた。だが、選手たちから喜びの声は上がらなかった。

 その理由は、東北大会後に喫した大敗にある。聖光学院は東北大会で、低く速い打球を打つことを徹底し、小技を絡めた粘り強い試合運びで仙台育英や青森山田を破り、7年ぶり2回目の優勝を果たした。

 だが、各地区大会を勝ち抜いた10校が参加した11月の明治神宮大会では、初戦で近畿代表の東洋大姫路(兵庫)に零封のコールド負けを喫した。

 竹内啓汰主将(2年)は「まったく歯が立たず、ただただ悔しかった」と振り返る。選手たちは戻るとすぐ、野球部グラウンドにその時の試合のスコアを掲げ、雪辱を誓った。

 速いスイングを体得するためティーバッティングにひたすら取り組み、筋力や体重を増やし、強く伸びる打球を打てる体作りに励んだ。

 斎藤智也監督は「今まで経験のないような惨敗を機に、選手たちは個々のレベルアップに取り組んだ。歴代ないほどの『飛ばせるチーム』にはなった」と話す。「あとは、いかに集合体としての力を実戦で出せるかだ」

 選抜大会では2013年、第85回大会でのベスト8が最高成績。今大会の目標は「日本一」。だが、まずは1勝を見据え、選手たちは気を引き締める。竹内主将は「個人としてもチームとしても、もっとレベルアップして、目標を達成したい」と意気込んだ。

 東北大会で主戦級として投げた大嶋哲平投手(2年)も「自分たちに足りないものを、あの試合で学んだ。気を抜くことなく練習に励んで、大舞台に立ちたい」と闘志を見せた。(斎藤徹)

■聖光学院の昨秋の戦績

〈県大会〉

2回戦 ○13―0只見(7回コールド)

3回戦 ○10―0会津(5回コールド)

準々決勝 ○13―5いわき湯本(7回コールド)

準決勝 ○10―3学法石川(7回コールド)

決勝 ○2―1東日大昌平(延長10回タイブレーク)

〈東北大会〉

2回戦 ○5―1能代松陽

準々決勝 ○3―2仙台育英

準決勝 ○7―1山形中央

決勝 ○3―2青森山田

〈明治神宮大会〉

1回戦 ●0―10東洋大姫路(5回コールド)