【チャンピオンズリーグ】フェイエノールト 3-0 バイエルン(日本時間1月23日/フェイエノールト・スタディオン)【映像】現地熱狂!上田綺世の「復活ゴール」 日本代表ストライカーが欧州最高峰の大舞台で結果を残した。フェイエノールトのFW上田…
【チャンピオンズリーグ】フェイエノールト 3-0 バイエルン(日本時間1月23日/フェイエノールト・スタディオン)
日本代表ストライカーが欧州最高峰の大舞台で結果を残した。フェイエノールトのFW上田綺世が、バイエルンと戦ったチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節で、鋭いラインブレイクからゴール。負傷離脱からの復帰2戦目で決めた約3か月ぶりの得点を、現地メディアや海外メディアが絶賛している。
83分から途中出場した上田は、2-0で迎えた89分に輝きを放つ。カウンターからFWサンティアゴ・ヒメネスが自陣から中央突破していくと、センターサークル付近で倒されてしまう。しかし、こぼれ球をMFアントニ・ミランボが拾い、ドリブルでゴールに向かっていく。
ボールを前方へ持ち運ぶミランボがバイエルンのDFラファエル・ゲレイロ、MFアレクサンダル・パヴロヴィッチ、MFヨシュア・キミッヒを引き付けると、バイエルンのディフェンスラインが凸凹状態に。さらにDFダヨ・ウパメカノがヒメネスの倒れた場面がファウルだったとセルフジャッジし、足を止めていた。
その瞬間を、上田は見逃さなかった。ウパメカノの背中側に素早く回り込みながら前を取り、ゲレイロとの間に潜り込んで、両手を広げながらボールを呼び込んだ。オフサイドラインのギリギリでミランボからのスルーパスに抜け出すと、追走してくるウパメカノを背中と腕で力強くブロックし、シュートをゴール右隅に流し込んだ。これには世界的な名手のGKマヌエル・ノイアーもお手上げの様子だった。
3点目が決まったスタジアムが大歓声に揺れる中、上田は顔の前で両手を合わせるお馴染みのポーズで喜びを噛みしめた。上田は2024年10月23日のCLベンフィカ戦の後、ハムストリングスの負傷で離脱していたが、離脱期間を挟んでCL出場2試合連続得点を記録。復帰戦でゴールを決めた活躍には、日本だけでなく、現地も盛り上がっている。
オランダ版の『ESPN』は「バイエルンが必死にゴールを狙う中、上田がゴールを決めて勝利を決定づけた」と綴り、『AD』は「終了間際、交代出場した上田綺世が3-0で試合を決定づけた。日本人ストライカーはメキシコ人の同僚(サンティアゴ・ヒメネス)と同様に非常に効果的だった。ノイアーとの1対1のチャンスをわずか一度で決め、デ・カイプ(フェイエノールト・スタディオン)を3度目の歓喜で沸かせた」と称賛。さらに『NL TIMES』も「上田は落ち着いてゴール隅にボールを転がした」と記している。
また、現地のファンたちも、「動き、強さ、落ち着き、そしてフィニッシュ。上田綺世、君は唯一無二の存在だ!」「素敵なパフォーマンス!」「信じられないほど涙が出そうになる。美しい」「彼にとって素晴らしい夜だった」などとSNS上に投稿。上田のみならず、フェイエノールトを応援する全ての人にとって、上田ゴールと強豪バイエルンの撃破は、忘れられない瞬間になったようだ。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)