【セリエA】パルマ 1-1 ヴェネツィア(日本時間1月19日/エンニオ・タルディーニ)【映像】鈴木彩艶、「ブラインド強烈弾」を鮮烈セーブ まさに「守護神」と言える安定感だった。パルマに所属するGK鈴木彩艶が、チームが同点に追いついた直後のピ…
【セリエA】パルマ 1-1 ヴェネツィア(日本時間1月19日/エンニオ・タルディーニ)
まさに「守護神」と言える安定感だった。パルマに所属するGK鈴木彩艶が、チームが同点に追いついた直後のピンチで完璧なセービングを披露。少ない見せ場の試合で際立つプレーを披露し、チームの勝点獲得に貢献した。
パルマはセリエA第21節にホームでヴェネツィアと対戦。20チーム中19位と降格圏に沈んでいるヴェネツィアから20分にPKでの先制を許す中、56分に同じくPKで追いついた。直後、守護神がチームを救ってみせた。
58分、パルマがカウンターを受けた場面だ。中央→左と展開され、最後は再びゴール前中央にフリーのスペースを作られてしまう。するとボックス手前で21歳のMFイサ・ドゥンビアが、左足で強烈シュートを放ったのだ。このピンチで鈴木は、自身の左方向から飛んでくるボールに冷静な反応を示し、右に倒れ込みながらボールを弾き出した。
シュートコースには味方DFのエマヌエレ・ヴァレーリと、相手のMFジョン・イェボアがブラインド気味に立っており、簡単なシチュエーションではない。それでも鈴木は自身のポジショニングを整えながらボールを見極め、しっかりと弾き出した。この試合、パルマの19本(枠内9本)に対してヴェネツィアは5本(枠内2本)と、決定的なピンチは多くなかった。こうした状況でも鈴木は集中を決して切らさなかったのだ。
1年目のセリエAで躍動し、マンチェスター・U、チェルシー、バイエルンなどビッグクラブからの関心も報じられる中、さすがのセーブと集中力を見せた格好だ。
このプレーは実況・福田浩大氏も「ナイスセーブ、鈴木彩艶!ドゥンビアのコントロールショット、良いシュートでしたが鈴木彩艶です」と興奮気味に伝え、ファンもSNSで「彩艶ナイスセーブ!」と反応した。
さらに、現地メディアもこのプレーに注目。『PARMAlive』は速報で「ブラボー鈴木!ドゥンビアにノーを突きつける」と伝え、個人採点でも6.5点を付けて「同点になった直後に素晴らしい介入」と寸評した。また『tuttomercatoweb』も採点6と平均点を与え、「ドゥンビアのショットを止めた。いつも通り安定していた」と伝えた。
試合は1-1の引き分けで終了。パルマは多くの時間でペースを握ったものの勝ち越しできないまま本拠地エンニオ・タルディーニで勝点1にとどまった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)