<大相撲一月場所>◇九日目◇20日◇東京・両国国技館【映像】高校3年生、17歳の“バケモノ”新人力士 今場所デビューした現役高校3年生の期待の力士が、全勝対決を制して破竹の5連勝を遂げた。強烈な引き落としで圧勝したそ…

<大相撲一月場所>◇九日目◇20日◇東京・両国国技館

【映像】高校3年生、17歳の“バケモノ”新人力士

 今場所デビューした現役高校3年生の期待の力士が、全勝対決を制して破竹の5連勝を遂げた。強烈な引き落としで圧勝したその実力に、ファンも「本物だ」「これは関取力士」など驚きと感嘆の声を上げた。

 反響を呼んだ新人力士は、三段目最下位格付出・碇潟(伊勢ノ海)。高校生初の三段目最下位格付出で今場所デビューした碇潟は、相撲の名門・埼玉栄高校3年生で、父は元前頭・大碇の甲山親方、兄は十両十三枚目・若碇(伊勢ノ海)という期待の若手だ。

 平成19年(2007年)生まれの17歳。身長174センチ・体重124キロとやや小柄な体格ながら、デビュー場所となった今場所では1番相撲から頭ひとつ抜けた活躍を見せ、ここまで無傷の4連勝とストレートで勝ち越しを決めていた。

 九日目は序二段五枚目・若輝元(錣山)と対戦。全勝同士の対決となったが、立ち合い低い姿勢で鋭く当たった碇潟は、直後、強烈な引き落としを決めて見事に勝利した。相手力士が土俵に落ちる際に「べチン」と激しい音が響くほどの碇潟の強さに、客席からは悲鳴のような歓声も飛び交った。勝った碇潟はこれで無傷の5連勝を遂げた。敗れた若輝元は1敗目を喫した。

 まだ高校生ながらデビュー場所で負けなしの連戦連勝を続ける碇潟に、ファンも「すご」「本物だ」「何もできなかった」「これは関取力士」「いやぁ期待できるわぁ」と大興奮となっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)