1月18日、川崎フロンターレが新体制発表会を川崎市内のカルッツ川崎で実施した。その中で、新戦力を驚かせたのが指揮官の姿…

 1月18日、川崎フロンターレが新体制発表会を川崎市内のカルッツ川崎で実施した。その中で、新戦力を驚かせたのが指揮官の姿だった。
 川崎フロンターレの恒例にして注目を大いに集めるイベントが今年も行われた。注目される理由は2つある。一つは他クラブでは考えられないほどに長時間にわたること、そしてもう一つは、その奇抜な内容にある。そして今年は、監督自ら一肌脱いだ、いや、衣装を着てみせた。
 新戦力4人は壇上に上がると、続いてサポーターの前に姿を現すはずだった長谷部茂利監督。今季から指揮を執る新監督が扉から登場するかと思われたが、壇上に映像が流れる。それは人気ゲーム『ドラゴンクエスト』を模したアニメーションで、会場に流れる音楽もその“ドラクエ”のもの。
 その映像に続いて姿を見せた長谷部監督はなんと、ドラクエの「勇者」の格好をしており、刀を掲げながら堂々と歩いてみせたのだ。クラブマスコットのカブレラも、ドラクエの人気キャラ・キングスライムを模したものとなっており、クラブのこだわりぶりが表れたものに。これには会場のボルテージも一気に上がったのだった。

■新戦力もビックリ!

 指揮官自らまさかの格好をしたことに、新戦力もビックリ。ドイツクラブから移籍してきた伊藤達哉に話を聞けば、「昨日、空港からシゲさんとずっと一緒で、スーツでビシっと決めてたので、急にあんな格好になったのでビックリしました。シゲさんでも関係ないんだって(笑)」と笑顔を見せる。
 早稲田大学から入団したDF神橋良汰に尋ねれば、「監督が体を張ってたのに、選手が張らないんでどうするんだと。自分もここから表現したい」と力強く答える。川崎ではハロウィンなどさまざまなイベントがあるため、ピッチ外での意気込みを聞くと、「”やるしかないでしょ!”という思いがあるので、ピッチ外もピッチ内も両方、フロンターレの選手らしく表現したい」と言葉に力を込めたのだった。
 U―18からトップチーム昇格を果たした土屋櫂大に聞いても、「あんな形で入ってくるとは知らなかったので、すごいな、フロンターレだなって思いました(笑)」と笑った。
 監督が交代しても、変わらず“らしさ”を追求する川崎フロンターレ。ファン・サポーターとともに過ごしたこの時間を、沖縄キャンプの後半戦に生かす。
(取材・文/中地拓也)

いま一番読まれている記事を読む