<大相撲一月場所>◇六日目◇17日◇東京・両国国技館【映像】「取り直し」と聞いて表情が“小動物”と化した熱海富士 大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と前頭二枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)の一番は、勝負が決する前に琴櫻の「足が出た」と判断した審判の元関脇・琴…
<大相撲一月場所>◇六日目◇17日◇東京・両国国技館
【映像】「取り直し」と聞いて表情が“小動物”と化した熱海富士
大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と前頭二枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)の一番は、勝負が決する前に琴櫻の「足が出た」と判断した審判の元関脇・琴錦の朝日山親方が右手を挙げ、取り直しとなる異例の事態に発展。名物実況の藤井康生アナを「非常に珍しい」と驚かせた展開の中、当事者である熱海富士の振る舞いや表情、数々のリアクション…“熱海富士劇場”に「取り直しと聞いて表情が小動物にw」「こんな人間味あふれる力士は」などファンの注目が集まる一幕もあった。
最初の取組では、両まわしを引いて出た熱海富士の一方的な勝利かに思われたところで、琴櫻の足が出たのでは? と向こう正面で審判を務めた朝日山親方の右手が上がった。これを受け、行司の式守伊之助が軍配を熱海富士にあげた。
しかし、熱海富士が勝ち名乗りを受け、右手を横にしたその時だった。物言いがついたことに気づいた熱海富士の表情が一変。「エ、エェ!?」といったように驚きと戸惑いの表情を浮かべた。思わぬ展開に解説を務めた元横綱・鶴竜の音羽山親方も「あ、あら?」。続いて、実況の藤井アナも「物言いですか…?」と続いた。審判が土俵上に上がると、土俵下の熱海富士は呼出に何やら確認するように話しかけた。
その後、協議の結果が「行司軍配は熱海富士にあがりましたが、勝負がつく前に審判が手をあげたため、取り直しといたします」とアナウンスされると館内騒然となった。その瞬間、画面上には琴櫻と熱海富士の表情が二分割で表示されていたが、表情を変えずに小さく頷いた琴櫻とは対照的に、熱海富士は驚いたように目を丸く見開き、ファンからは「びっくりしてるw」「取り直しと聞いて表情が小動物にw」「マジかって顔w」などツッコミが寄せられた。
取り直しの一番、熱海富士が琴櫻の腕を極めて動きを封じ、危なげなく極め出し。再び勝ち星を手繰り寄せて2勝目。敗れた琴櫻は5敗目を喫した。取組後、五日目の大関・豊昇龍戦に続いて分厚い懸賞を両手で“ガシッ”と掴んだ熱海富士はニンマリ。土俵下に降りると、一転して「フゥー」と大きく息を吐いて目をつむり、天井を見上げて安堵の表情を浮かべた。
この一連の“感情だだ漏れ”の『熱海富士劇場』にファンが反応。六日目を終えて2勝4敗と黒星先行で苦しい状況は続くが「期待しかない」「再注目だな」「台風の目になりそう」といった期待の声が寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)