井上に打ちのめされて敗れたネリ。久々の試合の準備が整ったようだ。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext 悪童がふたたびリングに立つ。現地時間1月16日、ボクシングの元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)は…

井上に打ちのめされて敗れたネリ。久々の試合の準備が整ったようだ。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
悪童がふたたびリングに立つ。現地時間1月16日、ボクシングの元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)は、自身のXを更新。来る2月22日(現地時間)にWBA、WBO世界フェザー級15位の亀田京之介(TMK)と母国で対戦する見通しであることを示した。「メキシコvs日本もうすぐだ」と爆弾の絵文字付きで記した投稿は、マッチメイクが決定的であることを感じさせた。
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約半年ぶりのリングとなる。ネリは昨年5月に4万人を超える観衆が詰めかけた東京ドームで、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦。初回にいきなり「モンスター」からキャリア初ダウンを奪って会場を騒然とさせたが、そこから防戦一方。テンポと緊張感に慣れた絶対王者の強打を前に持ちこたえられず、6回までに3つのダウンをもぎ取れてTKO負けを喫した。
契約体重や階級など詳細は不透明ではある。とはいえ、現在フェザー級の15位にランクされる亀田とやるのならば、新階級での挑戦が見込まれている。実際、ネリは昨年6月に地元メディア『Global Comunicacion』で「俺はフェザーに進むよ。じきにイノウエもスーパーバンタム級から去ると思うから、あの階級には本当に有名な選手はもう残っていない」と明言してもいた。
昨年12月の再起戦がキャンセルとなっていたネリ。ようやく再起戦の目途が立ったメキシコの悪童には、海外メディアも熱視線を向ける。米老舗誌『The Ring』は「ルイス・ネリは再び試合に復帰する準備ができている」と伝えた上で、井上に完膚なきまでに打ちのめされて敗れたネリにとっての亀田戦は「岐路に立つ一戦である」と伝えた。
アグレッシブなファイトスタイルを信条とする亀田に対して、キャリアの岐路に立たされるメキシカンがいかに挑むのか。両雄、そして両陣営の動静に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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