イングランドの名門サッカーチーム「マンチェスター・シティFC」のオーナーが、世界的な名門牧場フレネー・ル・ビュファールを2300万ポンド(約44億円)で購入した。現地の複数メディアが報じている。 同牧場は1979年、スタブロス・ニアルコ…

 イングランドの名門サッカーチーム「マンチェスター・シティFC」のオーナーが、世界的な名門牧場フレネー・ル・ビュファールを2300万ポンド(約44億円)で購入した。現地の複数メディアが報じている。

 同牧場は1979年、スタブロス・ニアルコス氏がマルセル・ブサック氏から購入して以来、ニアルコスファミリーが約45年間に渡り所有。キングマンボやミエスク、シックスパーフェクションズなどを生産し、欧州クラシック競走45勝、凱旋門賞7勝、ブリーダーズカップ7勝を挙げるなど、ニアルコスファミリーはオーナーブリーダーとして確固たる地位を築いた。だが、近年は事業を縮小。フレネー・ル・ビュファール牧場も23年には売りに出されていた。

 マンCのオーナーを務めるマンスール殿下は、ゴドルフィンの代表モハメド殿下の長女と結婚しており、UAEアラブ首長国連邦で生産やレースに参加していたが、これまでは純血アラブ種が中心だった。今回、フランスにも拠点を保有することで、サラブレッドでも欧州や世界に進出する意図があるのではないかと、現地メディアは分析している。