日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、原英莉花が2025年の単年シード権を放棄したことを発表した。昨季のメルセデスランキングで24位に入って出場権を確保していたが、米下部エプソンツアーに専念する。原は昨年12月に参加した米女子ツア…

原英莉花は米下部ツアーに挑戦予定

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、原英莉花が2025年の単年シード権を放棄したことを発表した。昨季のメルセデスランキングで24位に入って出場権を確保していたが、米下部エプソンツアーに専念する。

原は昨年12月に参加した米女子ツアーの最終予選会(Qシリーズ)を67位で終え、今季の下部ツアー出場権を獲得した。JLPGAの規定でエプソンツアーは国際ツアー登録の対象外で、前年度欠場競技等への出場義務が免除されない。海外でのプレーを優先して同一大会での2年連続の欠場を繰り返した場合、罰金(1大会あたり100万円)が重ねて科されることになる。この日までに放棄の申し出があり、JLPGAが受理した。

単年シードを放棄しても、ツアー5勝の原はTP(トーナメントプレーヤー)特別登録者として主催者推薦による年間8試合の出場が可能。通算2勝の「日本女子オープン」は歴代優勝者としての出場資格を持つ。

また、「日本女子オープン」と「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の公式戦2冠を達成した2020年から任意の10年間で行使できる5年シード、23年「日本女子オープン」制覇による同3年シードはいずれも行使していない。

最終予選会で米レギュラーツアーの今季出場権を得られなかった原は当時、「エプソンツアーに出場したいと思います。やっぱり、自分の気持ち(海外志向)が動かない」と下部挑戦の意向を示していた。エプソンツアーは「セントラルフロリダ選手権」(2月28日~/フロリダ州カントリークラブofウィンターヘブン)で開幕。20大会にわたる年間ポイントレースのトップ10が翌シーズンのレギュラーツアーに昇格する。