【ラ・リーガ】ソシエダ1-0ビジャレアル(日本時間1月14日/レアレ・アレーナ)                        【映像】ビタ止めトラップ→反発ステップ→股抜き ダブルチームを無効化する、魅惑のステップワー…

 【ラ・リーガ】ソシエダ1-0ビジャレアル(日本時間1月14日/レアレ・アレーナ)                        

【映像】ビタ止めトラップ→反発ステップ→股抜き

 ダブルチームを無効化する、魅惑のステップワークだ。レアル・ソシエダのMF久保建英が右サイドでボールを持つと、相手2選手がタイトにマークしてきたが、反発ステップからの股抜きで華麗に抜き去ってみせた。絶好調を感じさせるドリブル突破シーンに、ファンがSNS上で歓喜している。

 日本代表MFの卓越したテクニックが炸裂したのは、レアル・ソシエダが第19節にビジャレアルと対戦した4分のことだ。古巣対戦でもある久保は、右サイドのタッチライン沿いにポジションを取り、右手を挙げてパスを要求する。すると、DFナーイフ・アゲルドから対角のロングフィードが届いた。

 これを久保が左足の足裏でトラップした瞬間、日本人ドリブラーを警戒したビジャレアルがMFアレックス・バエナとDFセルジ・カルドナの2人体制で対応してきた。数的不利の状況をつくられた久保だったが、お構いなし。カットインのコースを切ってきたバエナではなく、縦を警戒していたカルドナに対し、軸足リードの形から左足で細かくボールをタッチ。そして、中央へ切れ込むボディフェイントを入れてから左足インサイドでボールを縦に突いた。この反発ステップからのタッチでカルドナの股を抜くと同時に、縦に抜き去ることに成功。一気に相手2選手を置き去りにし、ゴール前にクロスを送った。

 解説の安永聡太郎氏は唸った後、「よくある形ですけども、アゲルドが左足で(ボールを)持った時に対角線に蹴れますから、SBの(ホン)アランブルが抜け出したり、今で言うとブライス・メンデスがランニングすることで(相手を)引っ張って、久保のレーンを空ける」と、久保が良い体勢でドリブルを仕掛けられるメカニズムを紐解いた。

 黄色のダブルチームを完全に翻弄した久保のドリブルに、ファンがSNS上で反応。「うますぎるw」「今日も調子よさそうだな」「タケのステップがえぐい」「タケ早速魅せてく〜」「今の久保上手いなー」「今日もキレキレ」と激賞している。

 キックオフ直後に好調を感じさせるプレーを見せた久保は、51分にロングスプリントからの股抜きドリブルでカウンターを完結させて決勝ゴールをマーク。コンディションの良さを、ゴールという形で証明した。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)