【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)【映像】鈴木彩艶が「神速セーブ」の瞬間 常人離れした反応だ。パルマのGK鈴木彩艶がセリエA 20節のジェノア戦で、至近距離からの強烈なシュートを超人的な反射神経…

【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)

【映像】鈴木彩艶が「神速セーブ」の瞬間

 常人離れした反応だ。パルマのGK鈴木彩艶がセリエA 20節のジェノア戦で、至近距離からの強烈なシュートを超人的な反射神経でストップ。常識外れなセービングをファンが大絶賛している。

 日本代表のゴールキーピング力が光ったのは、試合終了間際の89分のことだ。追加点を狙うジェノアはDFステーファノ・サベッリが右サイドからゴール前にクロスを放り込む。ボックス内を横切るボールは、FWアンドレア・ピナモンティに向かっていく。

 しかし、パルマのMFアントワーヌ・エノーがタイトにマークしていたことで、ピナモンティにシュートを打たせない。それでもエノーもクリアすることができず、ボールがボックス内の中央にこぼれてしまう。

 これに反応したのは、ジェノアのMFリオル・カサだ。背番号53は左サイドから斜めの動きでゴール前に飛び込み、こぼれ球をフリーでダイレクトシュート。力の限り右足を振り抜き放たれたボールがゴールマウスを強襲した。

 ほぼフリーで打たれたシュートだっただけに、パルマにとっては大ピンチだった。しかし、鈴木が食い止める。ゴールマウスの上部に飛んできた強烈な一撃を、瞬時に両手を突き上げることで弾き出したのだ。

 見事なシュートストップを披露した鈴木は控えめにガッツポーズをし、味方に激を飛ばしてコーナーキックに備えた。一方、渾身の一発を止められたカサは頭を抱え、ボックス内に入り込んでいたジェノアの3選手も天を仰いだり、膝に手を当てたりしてうなだれていた。

 人間離れした反射神経を感じさせるセービングには、ファンたちがABEMAのコメント欄で反応。「当たり前かのように止めたな」「ザイオンのセーブを見る試合」「また評価あげた」「今のセーブやばすぎだろ」「グッジョブー!」「ようやっとる」「今の止めんのすげー」「今のエグいわ」「簡単そうに止めてるけど反射神経えぐい」など、称賛の嵐となった。

 試合はパルマが0-1で敗戦したものの、現地メディアは最後尾で獅子奮迅のプレーを見せた鈴木を高く評価。『PARMA TODAY』は「試合終盤にはカサのシュートを阻止し、パルマを試合に踏みとどまらせた」というコメントと共に、個人評価点ではチーム最高の「6.5」を付けている。

(ABEMA de DAZN/セリエA)