全国高校サッカー選手権大会 無料ライブ配信ページはこちら若き才能たちが輝きを放つ、青春の約束の地「選手権」。1月13日(土)、ついに第103回全国高校サッカー選手権大会決勝が幕をあける。そこで本記事では、決勝に進出した前橋育英(群馬)と流…
若き才能たちが輝きを放つ、青春の約束の地「選手権」。
1月13日(土)、ついに第103回全国高校サッカー選手権大会決勝が幕をあける。
そこで本記事では、決勝に進出した前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)の特徴を紹介する。
攻守にバランスの取れた前橋育英
前橋育英高校は、多彩な攻撃と失点しても崩れない安定した守備で決勝まで駒を進めた。準決勝ではこれまで大会無失点だった東福岡(福岡)を3-1の逆転で下し、安定した強さを見せつけた。
最注目選手はやはりFWオノノジュ慶吏(3年)だ。3回戦では2得点を挙げるなど、大会4ゴールを記録。得点王も視野に入れており、攻撃陣の中心として活躍している。
準決勝ではゴールこそ生まれなかったものの、2アシストを記録。ポストプレーといった献身性で”赤い彗星”の鉄壁をわずか10分で破壊した。
守備では、CB鈴木陽がチームを支えている。「一度失点したら次は絶対に失点しない」というチームの守備陣をまとめ上げ、試合終盤においてもクレバーな対応でチームに勝利を呼び込む。
7大会ぶりとなる決勝で、2度目の優勝をかけて”因縁のライバル”と戦う。優勝へ向けチーム一体で試合を作ることがポイントになりそうだ。
超攻撃的サッカーを展開する流通経済大柏
6大会ぶり決勝進出を果たした流通経済大柏。スピードある攻撃と中盤での安定したボール支配がチームの強みだ。
今大会では現在16得点1失点と圧倒的なスコアで勝ち進んできた。FW山野春太は今大会の得点ランキング2位にランクインしており、攻撃の要としてチームを引っ張る。他にも準決勝でゴールを決めたMF柚木創ら4人が複数得点を記録するなど、歴代屈指の攻撃陣に注目だ。
準決勝ではFW山野の徹底マークと相手守備陣が奮闘で苦戦するも、安定した試合展開で1-0と勝利。2017年度以来の決勝で2度目の優勝を狙う。
全国大会出場経験豊富な流通経済大柏がどこまで自慢の攻撃陣が躍動できるかが鍵となりそうだ。
注目ポイント:試合の流れを掴めるか
今回の対戦では両チームとも攻撃的なサッカーで勝ち進んでおり、接戦が予想される。
決勝という独特の雰囲気をどちらの”試合巧者”が掴めるかが勝敗を分けそうだ。
今年のプレミアリーグは1勝1敗の互角であり、共に似た特徴を持つ両チームの対決は、近年で最も高レベルな試合となるだろう。
7年ぶりの関東対決となる決勝は、奇しくも2017年大会と同じカード。当時は前橋育英が1-0で勝利。流通経済大柏はリベンジを目指す。
観客席を埋め尽くす応援の声援に背中を押されながら、若き才能たちが躍動する90分間。高校サッカーの歴史に新たな1ページを刻む決勝が、いよいよ幕を開ける。