度会はし烈な外野手争いに生き残れるか(C)産経新聞社 昨季リーグ3位から26年ぶりの日本一を達成したDeNAにとって今季は、リーグ優勝から日本一と完全Vを目指すシーズンともなる。 さらなる飛躍が求められているのは、今季プロ2年目シーズンを迎…

度会はし烈な外野手争いに生き残れるか(C)産経新聞社

 昨季リーグ3位から26年ぶりの日本一を達成したDeNAにとって今季は、リーグ優勝から日本一と完全Vを目指すシーズンともなる。

 さらなる飛躍が求められているのは、今季プロ2年目シーズンを迎える度会隆輝にもある。

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 度会といえば、ルーキーイヤーとなった昨季は開幕スタメンをもぎ取ると、セ・リーグ新人では初となる開幕戦から2試合連続アーチをかけた。4月の巨人戦では相手左腕、高梨雄平からグランドスラムもマーク、交流戦でも球団の新人記録を更新する6試合連続適時打をマークと存在感を示した。

 たくみなバットコントロールで新たな「安打製造機」として期待を高めたが、シーズンを通して結果を残せず。2024シーズンは75試合で打率・255、3本塁打、24打点に終わった。

 一方、チームはリーグ屈指の外野手の布陣を誇る。

 ポストシーズンにおいて大きく存在感を示した桑原将志、勝負強い打撃も持ち味の佐野恵太、2番打者としてチームを後押しした梶原昂希、日本球界に復帰した筒香嘉智、関根大気、蝦名達夫、この布陣に俊足巧打の左打者、内外野を守れるユーティリティプレーヤーでソフトバンクから加入した三森大貴もポジション争いに加わる。

 打撃で存在感を示した度会も後半戦においては各球団のマークも厳しくなり、パフォーマンスを落とした。「2年目のジンクス」という言葉も知られているが、より研究されるのは間違いない。

 さらに守備力向上も求められる。4失策はチームの外野陣ではワースト。走攻守すべての分野で上積みを示したいところ。

 し烈さを増す定位置争いで背番号4が勝負を賭けるプロ2年目にどんな進化を見せるのか。多くのファンも楽しみにしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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