NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25ディビジョン2 第3節2025年1月11日(土)12:00 ミクニワールドスタジアム北九州 (福岡県)九州電力キューデンヴォルテクス vs 豊田自動織機シャトルズ愛知豊田自動織機シャトルズ愛…
NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン2 第3節
2025年1月11日(土)12:00 ミクニワールドスタジアム北九州 (福岡県)
九州電力キューデンヴォルテクス vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
スクラムハーフの湯本睦選手。「3年目でチャンスが巡ってきたので、チームのために自分にできることをしていきたい」
1勝1敗で第3節を迎える豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)。今節は同じく1勝1敗の九州電力キューデンヴォルテクスと敵地で対戦する。
ホストゲーム開幕戦だった前節で、S愛知は悔しい逆転負けを喫した。「もったいない負け方をしてしまったという後悔があった。だからこそ『あのようなことは二度と起こしてはいけない』という気持ちで前を向けている」とは徳野洋一ヘッドコーチの弁。「スクラムとペナルティの課題は早急に改善しつつ、どれだけ自分たちのコントロールできる部分にフォーカスするか」(徳野ヘッドコーチ)がカギとなる。
今節、スクラムハーフで先発を果たす湯本睦は、S愛知に移籍して3シーズン目で初となる先発の座を勝ち取った。1年目、2年目はけがの影響で出場機会が限られており、復帰以降も途中出場が続いていた。
「序盤は選手たちがみんなフレッシュだし、相手も明確なゲームプランをもって試合に入ってくる。試合をマネジメントする力が先発するスクラムハーフには必要だと思います」と湯本は語る。スピードやパスで攻撃のテンポを上げられるアグレッシブな選手であるのが湯本だ。試合に勢いをもって入っていくには彼のようなキャラクターはうってつけだろう。
「このチームで活躍することを目標に移籍してきたのに、これまでは思うようなシーズンを過ごせず葛藤があった。3年目でチャンスが巡ってきたので、チームのために自分にできることをしていきたい」(湯本)と気合いは十分だ。
また、ルーキーながら3試合連続で先発を果たす鄭兆毅は「前節はリードしている状態でも、負けているときのように元気がなかった。今節はルーキーらしくチームの士気を上げるようなプレーや声を出したい」と話す。
「試合に向かうためのマインドセットや、コンディション調整を毎試合考えながらやっている。考え過ぎかなと思うところもあるけど、経験が少ないぶん元気にやっていきたい」(鄭)
S愛知がもう一度立ち上がるために、湯本と鄭はそれぞれの思いをチームのエナジーに変えて、勝利をつかみにいく。
(齋藤弦)