【セリエA】トリノ 0-0 パルマ(日本時間1月6日/スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ)【映像】鈴木彩艶が「指先1mmセーブ」→敵将が激昂 相手監督が猛烈に悔しがるほどのスーパーセーブだった。パルマのGK鈴木彩艶が至近距離からのボレ…
【セリエA】トリノ 0-0 パルマ(日本時間1月6日/スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ)
相手監督が猛烈に悔しがるほどのスーパーセーブだった。パルマのGK鈴木彩艶が至近距離からのボレーシュートを指先で弾き、絶体絶命の危機を防いだ。圧巻のシュートストップが話題となっている。
まばたき禁止のシーンは、パルマが第19節でトリノと対戦した18分のことだ。トリノのMFヴァレンティーノ・ラザロが、右サイドからアーリークロスをゴール前へ上げる。これに対し、パルマの守備陣は完全にボールウォッチャーになってしまい、対応できない。ボールに反応したFWチェ・アダムスが、パルマのDFボトンド・バログの前に入ってボレーで合わせた。
的確にミートした強烈なシュートが、ゴールマウスの右隅に飛んでいく。しかし、鈴木が常人離れした反応を見せる。190cm・100kgの巨体とは思えない素早い反応で横っ飛びし、手前でバウンドする難しいシュートを左手の指先ギリギリで掻き出したのだ。
窮地を救われたパルマの選手たちは、拍手で鈴木のセービングを称えた。一方で、8分のヘディングシュートに続いて決定機を鈴木に阻まれたアダムスは、腰に手を当てて座り込み、現実を受け止めきれない様子。さらに、トリノのパオロ・ヴァノーリ監督は激しい身振りから天を仰ぎ、怒りを爆発させていた。
実況の八塚浩氏は「ボレーシュートは枠を捉えていましたが、指先でしょうか。鈴木彩艶、横っ飛び。良い反応です」と興奮気味に述べ、「ご覧のように、天を仰ぎ大きなアクションで悔しがりましたパオロ・ヴァノーリ」とトリノの指揮官の様子も伝えている。
試合の行方を左右するビッグセーブには、SNS上のファンたちも反応。「ザイオンとんでもねえぜ」「まだ20分経ってないのに彩艶の仕事量どうなっとんねん」「今日の彩艶、難易度設定がミスってる」「いくらなんでも止めすぎ」「彩艶、何回もスーパーセーブ」と、熱狂しながら称賛している。
また、地元メディア『PARMA live』は「前半にはアダムスが2度の決定的なシュートを打ってきたが、いずれも素晴らしいセーブを見せてスコアを0-0に留めた」との寸評で、個人採点ではチーム最高「7.5」の評価を受けた。
さらに『PARMA TODAY』も「アダムスと前半の2つの決定的なセーブ。8分と19分に彼は素晴らしい反応を見せた」と鈴木について綴り、こちらも個人採点はチーム最高の「7」だった。
現地メディアからも絶賛された鈴木は、セリエA公式のプレーヤー・オブ・ザ・マッチも初受賞。このトリノ戦はパルマ入団1年目でも屈指の評価を得る試合となった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)