男子テニスの香港オープンは5日、シングルスの決勝が行われる。今大会でワイルドカードでの出場ながらファイナル進出を決め、復活を印象付けているのが世界ランキング106位の錦織圭である。世界ランクトップ100への返り咲きも確実にしている35歳につ…

男子テニスの香港オープンは5日、シングルスの決勝が行われる。今大会でワイルドカードでの出場ながらファイナル進出を決め、復活を印象付けているのが世界ランキング106位の錦織圭である。

世界ランクトップ100への返り咲きも確実にしている35歳について、昨年の2月からチームに加わっているスウェーデン人コーチも太鼓判を押している。

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■準決勝では中国選手が棄権

錦織は主催者推薦で出場の2025年初大会で躍動。1回戦で世界ランキング56位のデニス・シャポバロフ（カナダ）を下すと、2回戦では同19位で第3シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）にもフルセットで勝利した。

元世界4位の快進撃は続き、準々決勝では同49位のキャメロン・ノリー（イギリス）も2－1で撃破すると、4日に行われた準決勝では同50位のシャン・ジュンチェン（中国）が第1セット途中に体調不良を訴え棄権。運にも助けられる形で決勝進出を決めた。

そんな錦織に対して、2024年2月からチームに帯同する元世界ランキング7位のトーマス・ヨハンソンコーチも敬意を示す。『ATP Tour』の公式サイトに寄せられた記事内で、「彼は世界ランク4位でグランドスラム決勝にも進出し、史上最高のアジア人選手で、スポーツ史上最高の選手のひとり」とコメントしている。

そんなレジェンドに対しては、「毎日彼には感心している。とてもプロフェッショナルで、まだ向上心がとても強い」とプロ意識の高さにも言及。今大会の躍進で2022年6月以来のトップ100返り咲きを確実にしているが、ヨハンソンコーチは継続性を課題に置きつつも、「私も、みんなも、すべての選手もケイがどれだけ良いプレーをできるかは知っている」と能力には疑いの余地がないとしている。

錦織は5日に行われる決勝で、世界ランキング67位のアレクサンドル ミュレ（フランス）との初対戦を迎える。近年は怪我にも泣かされてきた日本のレジェンドが2025年初大会で優勝を飾り、復活を印象付けることができるのか。

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Tough scenes in Hong Kong 😓

Unwell, Jerry Shang retires from his semi-final against Kei Nishikori#BOCHKTO pic.twitter.com/20mMNdJzUZ

— Tennis TV (@TennisTV) January 4, 2025