2024年は最下位の西武…西口監督が掲げた低迷要因「攻撃力」 球団ワーストの91敗(49勝3分け)の最下位という屈辱のシーズンを送った2024年の西武。西口文也監督は低迷の原因に「攻撃力ということはハッキリしている」と言い切った。投手陣はあ…

2024年は最下位の西武…西口監督が掲げた低迷要因「攻撃力」

 球団ワーストの91敗(49勝3分け)の最下位という屈辱のシーズンを送った2024年の西武。西口文也監督は低迷の原因に「攻撃力ということはハッキリしている」と言い切った。投手陣はある程度の安定感が見込まれるだけに、いかに得点できるかが浮上への課題となる。2025年の巻き返しへのスタメンを予想したい。

 1番は西口監督が、ただ一人開幕スタメンが決まっている選手として名前を挙げた源田壮亮となる。理想としては源田のような打者が9番にいると相手にも脅威となるが、2番の外崎修汰との繋がりの強さは捨てきれない。あらゆる攻撃を仕掛けられる「トノゲン」コンビが得点の足がかりを作る。

 3番は成長株筆頭の25歳、西川愛也。2024年は104試合に出場し打率.227の確実性が課題だが6本塁打、31打点からの伸び代は十分で、2桁本塁打も期待できる。8盗塁のスピードと高い守備力でもファンを魅了。苦しんだチームでの明るい話題となった。

 4番にはオリックスから加入したレアンドロ・セデーニョが入り、5番には右の大砲として覚醒が待ち遠しい27歳佐藤龍世。2024年は怪我で離脱したが、チームトップタイの7本塁打をマーク。ファウルで粘って四球で出塁できる対応力も頼もしい。

 6番は41歳の中村剛也がDH。通算478本塁打のスラッガーが相手バッテリーに重圧をかける。7番には2024年シーズン途中でトレード加入した野村大樹。2024年は一塁で40試合に出場したが、打線に入れたい存在ということもあり二塁でチャンスを掴んでほしい。

 8番には期待を込めてドラフト2位ルーキー、渡部聖弥(大商大)とし、ラストバッターは侍ジャパンにも名を連ねる古賀悠斗。挙げた9選手のうち、2024年の開幕スタメンは中村剛、源田、外崎、古賀の4人だけ。野手は遊撃以外が“レギュラー不在”でキャンプからアピール合戦が展開される。チームの底上げに欠かせない競争が活発化することを願いたい。(Full-Count編集部)