現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムへ移籍し、2024年は日本生命セ・パ交流戦MVPに輝くなど“覚醒”のシーズンだった水谷瞬。そんな水谷がチームメイトのプレーで印象に残っているシーンを『バズ!パ・リーグ』(ABEM…
現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムへ移籍し、2024年は日本生命セ・パ交流戦MVPに輝くなど“覚醒”のシーズンだった水谷瞬。そんな水谷がチームメイトのプレーで印象に残っているシーンを『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の独占インタビューで語った。
水谷はチームメイトのベストプレーについて問われると「やっぱりCSのマンチュウの同点ホームラン」と答え、10月13日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた千葉ロッテマリーンズとのパ・リーグCSファーストステージ第2戦で万波中正が放った劇的同点弾であることを明かした。
1-2、日本ハムが1点ビハインドで迎えた9回裏・日本ハムの攻撃。1死走者なしの場面で打席に立った5番・万波は、ロッテのベテラン守護神・益田直也が投じた152キロのストレートを一閃。完璧に捉えた打球はレフト方向へと高々と舞い上がる特大の飛球に。滞空時間6秒を経た後で、スタンド2階席に着弾。新庄監督もベンチ前に飛び出してガッツポーズし、生還した万波と抱き合って喜んだ。この一撃で日本ハムは土壇場で試合を振り出しに戻すことに成功。その後、延長10回に途中出場の淺間大基がサヨナラ打を放ち、3-2で見事勝利を収めた。
万波の劇的同点弾について水谷は「9回1点ビハインドの状況で、(前の打者の)レイエスが三振という流れで少し“負け”が見えた。そこで一度沈んだところからの(ホームラン)だったので、めちゃくちゃ僕自身は湧きましたし、球場、ベンチを含めてすごく沸いていた印象がある」と当時の熱狂ぶりを振り返った。
「一番いい場面で、なおかつたくさんのファンの方が来られていたので、美味しいところだなと思いました。(結果的に)ああなったからいいですけど、ハラハラしますよね(笑)」と語りつつ、自身と照らし合わせて「自分もああいう場面で決めるような選手になっていかないといけない、なりたいという気持ちがありました」と同年代の万波から刺激を受けていることを明かした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)