JRAは26日、第41回ホープフルステークス(GI、2000m)の枠順を発表した。東スポ杯2歳Sを制したクロワデュノールは3枠6番、札幌2歳S覇者のマジックサンズは6枠12番、アイビーS勝ちのマスカレードボールは8枠18番から発走する。◆【…
JRAは26日、第41回ホープフルステークス(GI、2000m)の枠順を発表した。
東スポ杯2歳Sを制したクロワデュノールは3枠6番、札幌2歳S覇者のマジックサンズは6枠12番、アイビーS勝ちのマスカレードボールは8枠18番から発走する。
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■内に越したことはない
GI昇格後の過去7年において、複数勝利を挙げているのは4枠【2.2.0.10】と6枠【2.1.0.11】でともに勝率トップの14.2%。1~4枠が【4.4.4.35】複勝率25.5%に対して、5~8枠は【3.3.3.51】複勝率15.0%と下がる。
馬番で見ると、出走馬の大体半分より内となる1~8番枠が【4.6.5.40】、連対馬14頭中10頭を占める。3頭全て8番以内だった年は3回、2頭だった年は2回と、例年、複数頭が馬券に絡んでおり、内めの枠に越したことはない。また当日4番人気以内だった馬は【4.5.3.5】連対率53.9%、複勝率70.6%をマーク。対して、9番より外は【2.1.0.8】連対率27.3%と半減してしまう。クロワデュノールは6番枠を手にし、マジックサンズとマスカレードボールは9番より外。有力馬で明暗が分かれた。
また、1~8番枠から4角4番手以内を取れていた馬は【3.6.2.15】複勝率42.3%をマーク。ジェットマグナムは安定した先行力があり妙味も十分。
8枠は【0.1.0.15】で唯一、複数の馬券絡みがないが、掲示板に載ることはしばしば。特に、4角4番手以内を確保できていた馬なら2着1回4着2回5着1回で、2022年1番人気ミッキーカプチーノ以外は人気以上の着順だ。同馬は過剰人気だった感が否めず、そのあたりを考慮すれば、先行力と機動力のある馬なら8枠から人気以上の走りに期待できる可能性も。また、大外枠は【0.0.0.7】も、5頭が掲示板。8枠というだけで切るのはもったいないかもしれない。
■コース巧者のジョッキー
2020年以降、OPクラスの中山芝2000m戦における機種別成績を見ると、横山武騎手が【5.3.1.16】と勝ち星トップ。1~4枠は【5.2.1.8】複勝率50.0%と堅実だが、5~8枠になると【0.1.0.9】と微妙。アスクシュタインは5枠、内に先行馬が多い並びとなり、狙いづらくなってしまった印象。ルメール騎手は【2.5.5.11】、どの枠からでも結果を出しているが、7~8枠が【1.4.3.2】複勝率80.0%、複勝回収値159と驚異的。アマキヒは前走新馬戦で人気は落ち着きそうだが、狙う価値はありそうだ。川田騎手は【1.1.2.5】で先行馬なら【1.0.2.1】複勝率75.0%を記録。ピコチャンブラックで先行する可能性は高そう。
有力馬に騎乗する各ジョッキーを見ると、クロワデュノールの北村友騎手が【0.0.0.4】、平均人気6.5に対して平均着順10.3はやや不安が残るか。とはいえ、好データに該当しており、大崩れは考えにくい。マジックサンズの佐々木騎手は【0.0.1.4】、前めにつける意識があり、マジックサンズで好位を取れない場合はマクリをかける可能性が高さそうだ。戸崎騎手は【2.3.3.18】、中団から差す方が得意で【1.2.2.4】複勝率55.6%を記録。マスカレードボールは大外枠で差しに転じようにも前に馬を置きにくいところに入ってしまった。
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