中日、ロッテでプレー…NPB通算45登板で17勝19敗、防御率3.60 紆余曲折を経て米国に出戻った。中日、ロッテで活躍したエンニー・ロメロ投手がジャイアンツとマイナー契約を結んだと、米代理人事務所「Z-Axis Sports」に所属するマ…

中日、ロッテでプレー…NPB通算45登板で17勝19敗、防御率3.60

 紆余曲折を経て米国に出戻った。中日、ロッテで活躍したエンニー・ロメロ投手がジャイアンツとマイナー契約を結んだと、米代理人事務所「Z-Axis Sports」に所属するマイケル・ロドリゲス氏が20日(日本時間21日)に伝えた。登板となれば、米球界では7年ぶりの投球となる。

 ロドリゲス氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「私がもつ複数の情報筋によるとエンニー・ロメロはジャイアンツとマイナー契約を結んだ。ドミニカン(ウインター)リーグではアギラス・シバエーニャスの一員としてプレーし、6勝1敗、防御率1.17という感心する成績を残した。最優秀投手の有力候補だ」と綴り、ウインターリーグでの好成績が契約につながったと見ているようだ。

 ドミニカ共和国出身のロメロは、2013年にレイズでメジャーデビュー。2018年まで計4球団でプレーし、メジャー通算137試合登板で4勝6敗、防御率5.12を記録した。2019年に中日入りし、先発として8勝10敗。2020年は故障で1軍登板なく退団となった。2021年はドジャースとマイナー契約を結んだものの、6月にロッテに移籍。4試合で1勝、2022年は20試合に先発し8勝9敗、防御率3.36の成績を残すも、自由契約となった。

 同年オフには、韓国プロ野球・KBOのSSGランダーズと新外国人の最高額となる総額100万ドル(約1億5600万円)で契約。しかしキャンプから肩の痛みを訴え、そのまま公式戦で1試合も投げることなく翌年5月に退団となった。当時、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「ほぼ“就職詐欺”と言っても過言ではない」と酷評した。

 その後は中南米のリーグでプレー。年齢は重ねても結果を残し、マイナー契約とはいえメジャー復帰のチャンスを掴んだ。果たして33歳左腕は“勝負の1年”で返り咲きとなるだろうか。(Full-Count編集部)