日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式が18日に都内で行われ、6月のメジャー「全米女子オープン」で大会2勝目を挙げ、日本勢初の複数回メジャー優勝を果たした笹生優花が「特別賞」を受賞した。メジャー初制覇を遂げた2021年以来2度…

メジャー優勝の重みを感じるオフシーズンに

日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式が18日に都内で行われ、6月のメジャー「全米女子オープン」で大会2勝目を挙げ、日本勢初の複数回メジャー優勝を果たした笹生優花が「特別賞」を受賞した。メジャー初制覇を遂げた2021年以来2度目。

17日には日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式にも出席しており、連日の祝福に「本当に有難いこと。これからも頑張りたい」と今年一年の活躍に実感を込めた。

来季の米女子ツアー(LPGAツアー)は1月30日開幕「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(フロリダ州・レイクノナG&CC)から始まる。短いオフ期間は「トレーニングはあんまり時間がないので最近はできていないけど、時間があるときはやっている。あんまりシーズン中と変わらないかな」と転戦中と同じように過ごす予定だ。

連日の表彰式

年末年始は「もう普通にゆっくり(過ごす)。大掃除をして、お参りをして、移動のためのお守りを買って…おみくじも多分引く」といやしの日々になりそう。生まれ故郷のフィリピンにも帰る予定だという。

「まずは体調管理に時間を使って、来年も全メジャーに出場できるように頑張りたい」と来季の目標を語った。今年は日本代表として「パリ五輪」にも出場。「いろんな勉強ができた。良いときも、調子が良くないときもありましたけどいい思い出も沢山できて。一番は大きなケガをもなくシーズンを終えられたのがよかった」と総括した。

「楽しい」をモットーにする笹生だが、時には「イマイチだなと思うときもある」と振り返る。「でも、今日は何が楽しかったんだろうと探すのも大事かなっていう風に思っている。楽しければありがたい気持ちや、成長したいっていう気持ちにもなる。でも、自分はほぼ毎日が楽しい。全体的に『イヤだったな』っていうのが出てこないので、本当にありがたい一年」と感謝の言葉で締めた。(編集部・石井操)