JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は13日、公式サイト上で競技規則の一部改定を発表した。IFSC(国際スポーツクライミング連盟)によるボルダーの大会ルール変更を反映したのが主な変更点。新ルールは2025年2月に開催予定のボル…
JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は13日、公式サイト上で競技規則の一部改定を発表した。IFSC(国際スポーツクライミング連盟)によるボルダーの大会ルール変更を反映したのが主な変更点。新ルールは2025年2月に開催予定のボルダージャパンカップより適用される。既報の通り、ポイント制を導入し、決勝は8人で実施する。
JMSCAは公開した資料で規則改定の背景を説明。IFSCの各国中央競技団体向け説明資料では、五輪関係者からのスポーツクライミング3種目に関するフィードバックの中でボルダー種目が改善すべき種目として常に取り上げられており、「観客にとってよりわかりやすく、より魅力的な種目とすべき」とされていたという。2022年からボルダー種目の改善に向けた分析や議論が開始され、12月5日に開かれたIFSC執行役員会で規則改定が承認。これに伴い、JMSCAも国内競技規則を一部改訂した。
新ルールはパリ五輪のボルダー&リード種目におけるボルダーステージのコンセプトを取り入れる。選手は各課題のゾーン到達で10ポイント、完登で25ポイントを獲得。その合計ポイントで順位を決める。ゾーンは各課題で1つ。ポイントを獲得した場合のみ、それまでにフォールした回数×0.1ポイントが減点される。決勝人数は6人から8人へと増加。決勝競技の進行はパリ五輪同様にローテーション制を採用し、第1課題の競技順1番手から4番手までと、最終第4課題の同5番手から8番手までを除き、2人の選手が同時に競技を行う。
新ルールが適用されるボルダージャパンカップは、2月1、2日に東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われる。
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