巨人が獲得を正式に発表 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA権の行使を宣言していた甲斐拓也捕手の獲得を発表した。取材に応じたソフトバンクの三笠杉彦GMは「ダメージはありますし、ないといえばウソになりますけど。こういう結果になりましたので、…

巨人が獲得を正式に発表

 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA権の行使を宣言していた甲斐拓也捕手の獲得を発表した。取材に応じたソフトバンクの三笠杉彦GMは「ダメージはありますし、ないといえばウソになりますけど。こういう結果になりましたので、どういう風に我々でカバーをしていくかと。そういう(流出の)可能性もあると思って取り組んできたところもありますし。一丸となって取り組んでいきたいなと思います」と言及した。

 この日、甲斐の代理人である酒井辰馬弁護士がみずほPayPayドームを訪れ、巨人への移籍を報告した。やり取りを交わした三笠GMは「残念だなと思います」と第一声。国内FA権を行使してロッテに移籍した石川柊太投手を例に出し「石川くんと同じで、ホークスの育成の環境で育って、ジャイアンツに行くわけですから。元ホークスの選手としてもっともっと活躍してもらいたい」と頷いた。

 甲斐の今季の推定年俸は2億1000万円。Bランクと見られ、人的補償が発生する可能性がある。今後について三笠GMは「今日、決まって発表されたことなので。考えていきたいですし、今のところは特に方針はありません」と話した。捕手を補充する考えを問われると「プロテクトリスト次第だと思う。情報を揃えて検討していきたい」と続けた。

 昨季の契約更改時には球団が複数年契約を打診していたが、甲斐は単年契約を選択。「単年で、1日1日勝負して、ホークスに今までやってもらったことを結果で返していけるようにしたいなと思います」と話していた。(Full-Count編集部)