元日本代表の大久保嘉人氏が川崎フロンターレ時代の戦友である中村憲剛氏の引退試合に参加後、コメントした。 川崎Fひと筋のキャリアを紡ぎ、2020年を最後に現役を退いた中村氏は『明治安田 presents 中村憲剛 引退試合』と銘打った引退試合…
元日本代表の大久保嘉人氏が川崎フロンターレ時代の戦友である中村憲剛氏の引退試合に参加後、コメントした。
川崎Fひと筋のキャリアを紡ぎ、2020年を最後に現役を退いた中村氏は『明治安田 presents 中村憲剛 引退試合』と銘打った引退試合を14日にUvance とどろきスタジアム by Fujitsuで開催。前後半をJAPANフレンズ、KAWASAKIフレンズで分けての試合は川崎Fの企画力も存分に生かされ、2万2014人の観客を盛り上げた。
川崎Fで2013〜2016年にかけてと2018年の半年をあわせ、計4年半を中村氏とともにし、ホットラインを形成した大久保氏は久々の共演に「憲剛さんがボールを受けるとき、『あ、このタイミングで動き直してたな』とか、そういうのを思いながら余韻に浸った」と懐かしがる。
揃った面々も時代を超えて、そのとき、そのときの川崎Fや日本代表で活躍した豪華メンバーがずらり。「いいっすね。みんな、こうやって引退して、やることないですから(笑) ここでみんなが集まって、同窓会みたいになって、それぞれ現役のときの面影ってのもあるし、それを見れてよかったし、楽しかった」と続けた。
そんな大久保氏は川崎F1年目の2013年から3年連続得点王に輝いたが、どのシーズンも操り手に中村氏がいて、J1歴代最多の191ゴールをマーク。「憲剛さんがいなければ、ここまでの量産は絶対にできていない。僕にとっては欠かせない存在だった」と改めて感謝した。
チケット完売の事実も中村氏という存在がいかに特別かを改めて感じさせ、大久保氏の口からも「人柄もだけど、日本サッカーにすごい貢献しているし、今日のメンバーにも表れている。さすがですよね」との言葉。ファンやサポーターだけでなく、かつての同僚たちにとっても、中村憲剛という存在の凄さを再認識するひとときだったようだ。