2年生ながらトップ下でレギュラーを務める篠塚の勢いが止まらない。11月の県選手権では3戦連続で先制ゴールを奪うと、12月1日のプレミアリーグWEST・広島ユース戦で全2得点。両サイドからのクロスに飛び込むワンタッチゴールに「たまたまです」…
2年生ながらトップ下でレギュラーを務める篠塚の勢いが止まらない。11月の県選手権では3戦連続で先制ゴールを奪うと、12月1日のプレミアリーグWEST・広島ユース戦で全2得点。両サイドからのクロスに飛び込むワンタッチゴールに「たまたまです」と謙そんするが、毎日の練習での「ゴール前に走り込む」という意識付けが奏功している。
8日のプレミア最終節・神村学園戦(2△2)でも存在感を見せた。右サイドで囲まれながらもドリブルで突破。8月の全国高校総体準々決勝で対戦した際、チームは0―3で敗北。自らも「何もできなかった」と言うが、今回は鍛えてきた「体幹の強さ」が効いた。ゴールこそ奪えなかったが、確かな手応えを感じた。
全国選手権でも「ゴールを取りたい」と意欲が出てきた。千葉を飛び出して静学進学を決めたのは、第98回大会(19年度)の優勝を見たから。今度は自らの手で日本一を成し遂げる。
◆篠塚 怜音(しのづか・れお)2007年7月12日、千葉県生まれ。17歳。サッカーは3歳から。前所属はジェフ千葉U―15。169センチ、63キロ。血液型A。家族は両親と姉。