今季ツアー初優勝を飾った安田祐香が13日、兵庫・ABCゴルフ倶楽部で用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)による「ゼクシオ ドリームカップ」に参加。同社クラブユーザー、ファンとのラウンドに「みなさん、楽しんでもらえたようなの…
今季ツアー初優勝を飾った安田祐香が13日、兵庫・ABCゴルフ倶楽部で用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)による「ゼクシオ ドリームカップ」に参加。同社クラブユーザー、ファンとのラウンドに「みなさん、楽しんでもらえたようなので、うれしいです」と明るい表情で一日を振り返った。
プロ入り後、ツアー優勝に手が届かなかった2023年までの3シーズンと、現在では気持ちが違う。年間ポイントランキングも23年の35位から15位までアップした。「少しモヤモヤが晴れた感じ。毎週、ツアーに出ていると課題もはっきりしてくるので」と、思いは早くも来季に飛んでいる。
ツアープロがオフにパット、アプローチなど小技に磨きをかけるのは常識だが、安田はそれに加えて「スイングの安定」をテーマに掲げる。
「ツアーの(年間ランキング)トップ10の人たちは“全然(ショットが)当たってない”とか“すごく曲がってる”ということがない。調子が悪くても、修正が早い」。3月から約9カ月を戦い抜く中で、調子や体調の波があるのは当たり前だが、その幅を小さくしたい。具体的なデータでいえば、昨季の71.3262%(17位)から67.5302%(44位)と悪化したパーオン率の改善。オフに「週イチペースだけど、ハード目」というトレーニング、ショット練習を「スイングの安定」に意識をおいてこなすつもりだ。
オフのリフレッシュは愛犬と過ごすこと。兵庫県神戸市に拠点を置く安田は「近場なんですが、淡路島にドッグランとかができるいい場所があるみたいで。犬を連れて、コテージで。できるかどうかはわからないけど、それが理想です」と笑った。
心機一転で迎えるプロ5シーズン目の来季。「早いうちに優勝したいですね」。年間ポイントランク上位10人レベルの争いに食い込んでいくつもりだ。(編集部/加藤裕一)