櫻井心那が13日、兵庫・ABCゴルフ倶楽部で用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)の「ゼクシオ ドリームカップ」に参加後、オフの予定を問われて「まず運転免許を取得すること」と笑顔で話した。2021年のプロテストに高校3年で合…

来季は復活のシーズンにしたい櫻井心那

櫻井心那が13日、兵庫・ABCゴルフ倶楽部で用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)の「ゼクシオ ドリームカップ」に参加後、オフの予定を問われて「まず運転免許を取得すること」と笑顔で話した。

2021年のプロテストに高校3年で合格した櫻井は、早生まれのため18歳になったのがプロ1年目の22年2月。そのため、免許取得の機会を逃してきた。地元・長崎の自動車学校に入ったのは今年7月のオープンウィーク。出席がマストだった入校式の4カ月後から講習を受け始め、来年1月いっぱいで取得できるめどがたったという。

「ずっと早く取得したいと思ってきたんですけど、タイミングが合わなくて」。ようやく社会人として重要なアイテムを手に入れられるとあって、喜びは隠せない。

ゲストとプレーを楽しむ

21歳になって迎える来季へ。昨季ツアー4勝で大ブレークしながら、今季は球筋変更、スイング改造などの影響もあり、ツアー0勝で年間ポイントランキング28位に終わった。「私はいつもシーズンのスタートがよくないので、開幕にしっかり(調整を)間に合わせたいです」。昨季は開幕戦から2戦連続予選落ち、今季も開幕3戦で予選落ち2回。スロースターターを返上するため、今季苦しんだスイングの調整は来季開幕までに「(大丈夫な)手応えがあります」と語る。

竹田麗央山下美夢有岩井明愛千怜のツインズと、ポイントランク上位5人中4人が抜ける国内ツアーは“ネクストブレーク候補”たちの台頭が必至だ。「大口はたたきたくないので(目標は)内に秘めていきます」というが、ツアー上位争いに身を置くべきプロの一人に間違いない。車の運転がすっかり身につく頃には、ポイントレースの1位争いを展開しているかもしれない。(編集部/加藤裕一)