レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・ムバッペの性的暴行疑惑に関する捜査が打ち切られた。『AP通信』が伝えている 10月のフランス代表活動に参加しなかったムバッペは、9日から11日にかけて、スウェーデンのストックホルムに滞在。 その滞…

レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・ムバッペの性的暴行疑惑に関する捜査が打ち切られた。『AP通信』が伝えている

10月のフランス代表活動に参加しなかったムバッペは、9日から11日にかけて、スウェーデンのストックホルムに滞在。

その滞在期間の10日夜。身元不明の女性が、ストックホルムにあるバンクホテルで性的暴行の被害に遭ったと主張していた。

このホテルには同じタイミングでムバッペが滞在。ボディーガード、個人アシスタント、友人であるレバークーゼンDFノルディ・ムキエレ、そしてムキエレの親族とともに9日にから滞在していた。

一部の情報筋では、ムバッペと友人たちは市内のレストランで食事をした後に前述の女性がいたナイトクラブを訪問。ムバッペがナイトクラブにいた事実は写真にも収められていたが、今回の事件の関与を疑うニュースが出た際にムバッペ本人や関係者は「フェイクニュース」だと自身の潔白を表明していた。

そんななか、スウェーデン検察当局は12日、この性的暴行事件の捜査を打ち切ったと報告。

主任捜査官のマリーナ・チラコバは声明で、スウェーデンの首都にあるホテルでの事件を中心とする捜査を継続するには証拠が不十分だと述べた。

「捜査の過程で、強姦の合理的な根拠に基づいて容疑者が指名され、性的暴行事件が2件あったが、私の評価では捜査を進めるには証拠が不十分であり、したがって捜査は終了した」

「指名された人物には犯罪の容疑は通知されていない」

検察は容疑者の名前を公表しなかったが、多くのスウェーデンメディアは、前述の声明の容疑者がムバッペだったと報じている。

なお、ムバッペの弁護士マリー・アリックス・カヌ・ベルナール氏と同選手の代理人は、今回の一件に関して現段階でいかなるコメントも行っていない。