ウェンデルケンは2シーズン、安定したパフォーマンスを示していた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 今オフ、移籍市場においては多くの有望な助っ人選手が自由契約となり市場に出ていることも注目されている。 中日の絶対守護神、ラ…
ウェンデルケンは2シーズン、安定したパフォーマンスを示していた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今オフ、移籍市場においては多くの有望な助っ人選手が自由契約となり市場に出ていることも注目されている。
中日の絶対守護神、ライデル・マルティネスや、DeNAからは2シーズンでしっかりしたパフォーマンスを残したJB・ウェンデルケン、今季途中加入ながら、勝負強い打撃を見せたマイク・フォードの2選手、西武からは抑えを務めていたアルバート・アブレイユも自由契約となった。
【争奪戦】元DeNAのウェンデルケン投手が争奪戦か?防御率1点台の剛腕『絶対に獲得に動くべき︎』可能性のある球団について語ります!
助っ人選手の去就には球界内からも様々な考察の声が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は12月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【争奪戦】元DeNAのウェンデルケン投手が争奪戦か?防御率1点台の剛腕『絶対に獲得に動くべき!!』可能性のある球団について語ります」と題した動画を更新。今季もチームを支えた剛腕の去就について、独自の見解を語っている。
ウェンデルケンについて高木氏は「あれだけの実績があって、実質ホームラン打たれているのが今年1本」と佐藤輝明のホームランのみだったことに触れ、「ボールは重そうに見えるし、動くし、力あるし」と投球内容も文句なしとした。
2023シーズンからチームに加入した助っ人右腕は初年度は61登板で2勝2敗3セーブ、33ホールド、防御率1.66と勝ちパターンの一角を占め、シーズン終盤の9月には守護神を任されるなど、指揮官からの信頼も厚かった。
2シーズン目となった今季は故障離脱がありながらも、28登板で1勝1敗16ホールド、防御率1.71の成績を残し、ソフトバンクと戦った日本シリーズ第4戦でも、5点リードの9回から登板すると、中軸の山川穂高、近藤健介を連続空振り三振に仕留めると、最後は今宮健太を遊ゴロに打ち取り、存在感を示していた。
2シーズン通して、防御率1点台と安定したパフォーマンスを示していることで、高木氏も「どこも欲しいと思う」としながら、獲得に動くと見られる球団には阪神、日本ハム、中日の名前を挙げる場面も。
ウェンデルケンの放出が決まったときにはDeNAファンの間からも落胆の声が漏れていたが、果たして剛腕は来季どこのユニホームを着ているのか。去就に引き続き、注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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