慶大が13対10で東大に逃げ切り勝ち。両軍合わせて23安打の乱打戦を制し、今カード2勝1敗で勝ち点を手にした。

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1勝1敗で迎えた第3戦。東大は第1戦で9回2失点の完投勝利を挙げたエース・宮台康平(4年・湘南)が中2日で先発。対する慶大は津留﨑大成(2年・慶應)がリーグ戦初先発のマウンドに上った。

先制は東大。1回表に死球と犠打、ヒットで1死1、3塁として4番・田口耕蔵(4年・西大和学園)の内野ゴロの間にホームイン。しかし3回裏に慶大が2死1、3塁のチャンスを作って4番・岩見雅紀(4年・比叡山)が、宮台の内角低めのストレートを「ちょっと詰まったんですが…」と言いながらも左中間スタンドへ放り込み、通算15本目となる今季初本塁打で逆転に成功。続く4回裏には津留﨑、柳町達(2年・慶應)、さらに岩見のタイムリーなど計5安打を固めて一挙5点を奪って7点差とした。

結局、東大の先発・宮台は3回2/3を7安打8失点(自責7)で降板。一方の慶大先発の津留﨑は5回3安打1失点の好投。6回を終えて8対1と慶大が大量リードを奪い、試合は決したかに思えた。だが、ここから東大が驚異的な粘りを見せる。

東大先発の宮台は4回途中8失点で無念の降板


7点を追う6回表、東大は1番・辻居新平(2年・栄光学園)のタイムリー、楠田創(4年・桐朋)の3ランで一挙5点を返すと、慶大が7回に天野康大(4年・智弁和歌山)のタイムリーで2点、8回には清水翔太(4年・桐蔭学園)、倉田直幸(4年・浜松西)のタイムリーで3点を奪って突き放したが、土壇場の9回表に辻居の2ランに田口の犠牲フライなど、5安打を集めて4得点。3点差まで詰め寄った。

しかし、最後は慶大の4番手・高橋佑樹(2年・川越東)が踏ん張ってゲームセット。2002年秋以来15年ぶりの勝ち点獲得を狙った東大だったが、惜しくも及ばなかった。

驚異的な粘りを見せた東大だったが、わずかに及ばず


■東京大vs慶應義塾大3回戦
東京大 100 000 504=10
慶應義塾大 003 500 23×=13
【東】●宮台、濵﨑、小林、柴田、宮本-三鍋
【慶】〇津留﨑、佐藤、菊地、高橋佑-郡司
本塁打:慶應義塾大・岩見《3回3ラン》、東京大・楠田《7回3ラン》、辻居《9回2ラン》

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督

「岩見の一発が大きかった。いいところで1本がやっと出たんで良かった。野手の方は宮台を攻略して良かったんですが、ピッチャーの方は情けない」

◎岩見雅紀(4年・比叡山)

「(本塁打の球は)たぶん真っ直ぐ。ちょっと詰まったんですけど…、風があったんで走りながら伸びてくれと思っていました。突破口というか、次の回にも得点して、(宮台を)捕まえるキッカケになったかなと思う。いい場面で打てて良かったです。ヒットも打ってなくてチームに迷惑をかけていたので絶対に打ってやろうと思っていた。東大もかなり(バットが)振れていたので、こういう点の取り合いになるのは覚悟していた」

◎慶應義塾大・津留﨑大成(2年・慶應)

「春は僕自身としてもチームとしても悔しい思いをした。先制されたのは反省ですけど、岩見さんの一発で楽になった。この日のために調整してきた。自分自身にとっては感慨深い1勝になった」