清水ユースのMF矢田龍之介(18)が11日、筑波大の体育専門学群に合格した。ユースで10番を背負った金の卵は卒業後のプロ入りを目指して飛躍する。 すでにプロ契約しているMF西原、来季トップに昇格するMF小竹と共にヤングオレンジ軍団を引っ張…
清水ユースのMF矢田龍之介(18)が11日、筑波大の体育専門学群に合格した。ユースで10番を背負った金の卵は卒業後のプロ入りを目指して飛躍する。
すでにプロ契約しているMF西原、来季トップに昇格するMF小竹と共にヤングオレンジ軍団を引っ張ってきたゲームメーカーが名門の一員となる。清水からはトップ昇格のオファーもあったが「4年間で人間性もサッカーの力も伸ばす」と進学を選んだ。「伝統ある大学に入れることをうれしく思う。3、4年生になったら(特別指定で)Jリーグの試合に出て、将来は海外も視野に入れたい」と目を輝かせた。
ユースでは1年から試合に出場し、抜群のパスセンスを発揮。今季のプリンスリーグ東海優勝にも貢献した。大学では「フィジカル、持久力、高い強度を保てる体づくりを進めたい」と意欲十分。新天地で一回り大きくなり、先にプロ入りする同期たちに負けない輝きを見せていく。
(武藤 瑞基)
◆矢田 龍之介(やだ・りゅうのすけ)2006年9月30日、北海道・千歳市生まれ。18歳。小学2年時に稲穂サッカー少年団でサッカーを始め、1FC川越水上公園U―12、同U―15を経て清水ユース入り。年代別代表の常連で昨年はU―17W杯に出場。173センチ、70キロ。家族は両親と兄、弟。