「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は8日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、木下アビエル神奈川は日本ペイントマレッツと対戦。ゲームカウント1ー3で敗れた。◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在…
「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は8日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、木下アビエル神奈川は日本ペイントマレッツと対戦。ゲームカウント1ー3で敗れた。
◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」
■平塚2連戦で充実のパフォーマンス
平野美宇は4番手のシングルスで出場。ゲームカウント0-3とチームは敗戦が決まったなかでの戦いとなったなか、大藤沙月を相手に切れの良い動きを披露。今季国際大会での躍進が目立つ20歳に試合の主導権を握らせないまま3-0で勝利して、KA神奈川のストレート負けを防いだ。
平野は試合後に「チームとしては負けてしまったんですけど、個人としてはいい試合ができて嬉しいような悔しいようなという感じ」と率直な思いを明かし、「ニッペMは強い選手が多いので、私を含めて勝っても負けてもおかしくない。今日は相手の方がチームとして上回った」と首位チームの勝利を称えた。
大藤とは10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」で対戦して敗戦。そのまま優勝まで駆け上がり、世界ランキングも平野を上回って8位まで上げてきた相手にTリーグの舞台でリベンジした形となった。
若手選手との対戦時の心構えについて平野は「今までは自分の速さとかが能力として得意で、それで勝てることが多かったんですが、若い選手は自分より能力があったりパワーがある選手が多い」と相手の特徴を分析。その上で、「そこで同じようにプレーしてしまうとなかなか難しい。コースだったり、緩急だったり、試合中の変化だったりで、相手を崩すようなイメージで試合をすることも大事なんじゃないかと思う」と自らの経験を活かしながら、相手の勢いに対応していると語った。
平野はこれでシングルスでは今季10戦全勝で、平塚での2連戦では充実のパフォーマンスを見せた。Tリーグでの好調ぶりについて、「木下はもともとチームが強いので、質の高い練習が普段からできている」と置かれた環境を要因として挙げつつ、「団体戦で私が一番年上なので、チームにできるだけ貢献できるようにという気持ちで頑張る」と引き続きチームをけん引していくと意気込んだ。
◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」
◆張本美和撃破の“カットマン”橋本帆乃香が振り返る 明かした首位チームの充実ぶり「お互いが刺激しあってライバル」
◆「何が正解か分からない」張本美和、指揮官も評価の“勝ち切る力” 苦戦もフルゲーム撃破、思い出の地・平塚で「一歩成長できた」