総合テニス専門サイト「テニス365」は2024年で創業から20周年を迎えた。今回、20周年を記念した特別企画として「総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合」を開催。11月に行ったアンケートをもとに、テニスファンが選ぶ思い出の試合が決まる。選…
総合テニス専門サイト「テニス365」は2024年で創業から20周年を迎えた。今回、20周年を記念した特別企画として「総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合」を開催。11月に行ったアンケートをもとに、テニスファンが選ぶ思い出の試合が決まる。選挙結果は12月4日~26日にかけてランキング形式で発表されていく。
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今回は特別編。アンケートで多くの票を集めながら惜しくもランク外となった試合を厳選し紹介する。今回紹介するのは、2010年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)男子シングルス1回戦で、J・イズナー(アメリカ)がN・マウー(フランス)を6-4, 3-6, 6-7 (7-9), 7-6 (7-3), 70-68で破った一戦。
この試合は、テニス史上最長となる試合時間11時間5分を記録。同試合でプレーされたゲーム数は183で、ブレークはわずか3回。合計ポイントは980で、168ゲーム連続で互いにサービスゲームキープを続ける前代未聞の戦いとなった。
この試合、第4セットが終了した時点で日没により順延に。しかし、翌日行われたファイナルセットでも決着がつかず。当時、同大会のファイナルセットは2ゲーム差がつくまで続くルールとなっていたため、試合は終わらずにゲームカウント59-59で再度日没延長となって3日目に突入した。次の日、イズナーが迎えたマッチポイントで、この試合246本目となるウィナーをバックハンドで決めて勝利。決めた直後にはコートに倒れこみ喜びを爆発させた。
イズナーは「マウーは間違いなくファイターだ。どちらかが負けなければいけないというのは辛い。でも彼と時を共有できて本当に光栄だ。たぶん僕らは今後また戦うことになるだろうけど、70-68にまではならないだろう」と語った。
一方、敗れたマウーは「イズナーは勝者にふさわしい。彼のサービスは信じられないものだった。テニスの歴史で最も素晴らしい試合をプレーできてとても誇りに思う。とてつもなく長い試合だったけれども、僕ら2人も楽しんでいたよ」と振り返った。
現在はルールが変更され、全てのグランドスラムでファイナルセットは6-6となった時点で10ポイントマッチのタイブレークを行い決着をつけているため、この試合で打ち立てられた最長試合時間などの記録は不滅のものとなる可能性が高い。
この試合に投票したファンは「最長の試合として忘れられない」「当時観ていて、1度観るのをやめたが、次の日も次の次の日もやっていて笑ってしまった」「今はもうここまでの死闘は実現しないので寂しい」などといった声を寄せている。
【この試合で打ち立てられた記録】
試合時間:11時間5分
第5セットの時間:8時間11分
総ゲーム数:183ゲーム
サービスエース数:イズナー113本、マウ103本、合計216本
ポイント数:イズナー478、マウー502、合計980
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