【DFBポカール】ビーレフェルト 3-1 フライブルク(日本時間12月4日/ビーレフェルダー・アルム)【映像】敵地騒然の“弾丸”ダイレクトミドル 古巣相手にも容赦なし。フライブルクに所属するMF堂安律がセットプレーのこぼれ球からダイレクトミ…

【DFBポカール】ビーレフェルト 3-1 フライブルク(日本時間12月4日/ビーレフェルダー・アルム)

【映像】敵地騒然の“弾丸”ダイレクトミドル

 古巣相手にも容赦なし。フライブルクに所属するMF堂安律がセットプレーのこぼれ球からダイレクトミドルシュートを放ち、豪快にゴールを狙う。これには、3年前まで堂安の本拠地でもあったビーレフェルダー・アルムも騒然としていた。

 DFBポカールのラウンド16ビーレフェルト戦、ゴールレスで迎えた21分のことだ。フライブルクの右サイドからのFK。MFフローレント・ムスリヤが右足で蹴り込んだボールは、DFとGKの間に鋭く飛んでいくも、ビーレフェルトのDFレオン・シュナイダーに弾き返される。だが、アウェイチームのチャンスは続く。このクリアボールがペナルティーアークに転がる。そこにいたのは、堂安だ。日本代表MFは素早く反応すると、走り込み、ボックス外から左足を強振する。身体を右に倒しながらボールのバウンドをうまく合わせて放った左足ボレーシュートは、ゴールに勢いよく向かっていった。しかし、わずかに枠を越えた。

 背番号42はため息を吐き、しかめっ面を見せた。その悔しさは、フリーでのシュートチャンスだったから、というだけではないだろう。堂安は2020年9月に当時ブンデスリーガに所属していたビーレフェルトにレンタル移籍で加入し、リーグ戦全34試合に出場。チームトップの5ゴールを記録するだけではなく、最終節にゴールを決めて残留に大きく貢献していた。かつて自分を応援してくれたサポーターに成長した姿をゴールという形で魅せたかったのかもしれない。

 貪欲に放たれたシュートに、スタジアムが騒然とする中、ファンもSNS上で反応。「律くんのボレーシュート惜しい」「堂安いいシュート」「古巣相手に容赦なし!」「堂安いいね!」と、日本代表の10番を背負うアタッカーのトライを称えていた。

 その後、現在3部で3位のビーレフェルトが28分と36分にゴールネットを揺らす。1部で6位のフライブルクは63分に堂安のクロスからFWミヒャエル・グレゴリッチュが1点を返すも、81分に3失点目を喫して敗戦。ベスト16で姿を消すことになった。

(ABEMA de DAZN/DFBポカール)