今週は第76回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)が京都競馬場で行われる。今年は、アルテミスSを制したブラウ…

今週は第76回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)が京都競馬場で行われる。

今年は、アルテミスSを制したブラウンラチェットや、ファンタジーS覇者ダンツエラン、デイリー杯2歳S覇者のランフォーヴァウといった重賞ウイナーに加え、萩Sを制したテリオスララ、札幌2歳S2着アルマヴェローチェ、新潟2歳S2着のコートアリシアン、アルテミスS2着のミストレスなど、若き実力馬が集結する混戦模様だ。

そんな中、レース史上初となる海外参戦馬メイデイレディが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2024予想/血統展望】合言葉は「シンリョクカ、再び」 京都ならメイデイレディより狙うべきは……?

■初物づくしの日本では通用しない!?

米国から参戦してきた大物、メイデイレディの存在が、今年の阪神ジュベナイルフィリーズを面白くしてくれる。

デビューから4戦3勝。前走のBCジュベナイルフィリーズターフでは、外枠から1コーナーで不利を受けるなど、スムーズなレース運びができなかったものの、しぶとく伸びて2着を確保。勝ち馬は、GI3連勝を果たしたアイルランドの最強馬レイクヴィクトリアだっただけに相手が悪かった。

実質米国ナンバーワンの2歳牝馬が来日するわけで、この馬の取捨が重要になってくる。

まず、日本の高速馬場へ、どこまで対応できるかがカギを握るだろう。ロングラン開催中の京都が舞台となるが、勝ち負けには1分33秒台の時計は必要か。メイデイレディは高速馬場の前走デルマー競馬場でマイル戦1分34秒5。大いに威張れる数字ではない。

加えて、初めての右回り、トリッキーなコース形態となる舞台で、さらにタイムを縮めることは果たして可能だろうか。

■中4週で日本への輸送……

血統面では、父タピットは2017年ローズSを制したラビットランを輩出するなど、芝も決して不得手ではないが、2012年フェブラリーSを制したテスタマッタが代表されるように、日本ではダートで良績を残している血筋。

京都芝は産駒デビュー以来わずか1勝のみで、勝率4.8%、連対率14.3%、複勝率14.3%と、あまり振るわない。むしろ、阪神芝であれば勝率11.1%、連対率18.5%、複勝率29.6%と相性は良く、例年通りの阪神開催であれば“買い”の1頭だったのかもしれない。

加えて、メイデイレディはすでに4戦しており、キャリアの多さも気にかかるところ。あくまで日本馬に限ってのデータではあるが、過去10年の阪神ジュベナイルフィリーズを制した10頭は、すべてキャリア2~3戦の馬で、4戦以上の馬は【0.1.1.49】と、キャリアの多さが結果に直結しないのが現状。

メイデイレディは8月にデビューして、ほぼ月1ペースで出走しており、さらに中4週で日本への輸送と過酷な条件。5戦目の今回、GIでどこまで状態を上げて臨めるだろうか。

鞍上L.デットーリとともに来日し、その手腕と実力を買われ、人気を集めそうな印象のメイデイレディ。しかし、コース適性や芝適性、血統背景など不安要素は多く、また、ホームの利を生かせる日本馬が有利なのは間違いない。ここは過剰な人気を集めるようなら妙味は薄いと判断し、今回は思い切って「消し」でいってみたい。

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