◇米国女子◇Qシリーズ 事前情報◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(パー72)、フォールズコース(パー71)2025年の米国女子レギュラーツアーの出場権をかけた最後の戦いが5日(木)に始まる。Qシリーズ・ファイナル…

山下美夢有(中央)ら7人が最終予選会に挑戦する。左から馬場咲希、岩井千怜、岩井明愛、山下、原英莉花、吉田優利、山口すず夏

◇米国女子◇Qシリーズ 事前情報◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(パー72)、フォールズコース(パー71)

2025年の米国女子レギュラーツアーの出場権をかけた最後の戦いが5日(木)に始まる。Qシリーズ・ファイナルクオリファイイングトーナメント(最終予選会)は99人による、5日間90ホールのストロークプレー競技。7人の日本勢が挑戦する。

初日から4日目までの72ホールは、各選手がマグノリアグローブGCの2コース(クロッシングコース、フォールズコース)を2ラウンドずつ回る。予選カットの後、最終ラウンドを9日(月)にメインのクロッシングコースで実施。25位タイまでの選手が来季開幕時に限定的な出場権を得られる「カテゴリー14」に入る。

今季米ツアーの年間ポイントレース(CMEグローブポイント)でシードを獲得できなかった101位から150位の選手として、ルーキーイヤーをランク102位で終えた吉田優利が2年連続で出場。前週国内ツアーのQTファイナルステージを7位で突破し、日米で連戦する。

19歳の馬場咲希も62位だった昨年に続く参戦。プロ1年目の今季を下部エプソンツアーで過ごし、ポイントランキングを18位で終えた。同11位から35位までに与えられる資格を手にしてリベンジを図る。

10月8日時点の世界ランキング上位75位のカテゴリーからは、国内ツアーの今季メルセデスランキング2位の山下美夢有、3位の岩井明愛と5位・岩井千怜がそれぞれ新天地を目指して初挑戦。シーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」から1週のオフを挟んでプレーする。3年連続の年間女王を逃した山下は、6月のメジャー「KPMG全米女子プロ」で2位、8月「パリ五輪」で4位などの好成績からすでに注目度は高い。

原英莉花山口すず夏は10月にフロリダ州で行われた2次予選会を突破して、最終予選会の出場チケットをつかんだ。今回の競技では4ラウンドを完了したすべての選手に下部エプソンツアーの「カテゴリーC」の資格も付与。来シーズンのそれぞれの主戦場の行方を占うゲームになる。