米司会者がド軍の後払い契約“連発”に言及「MLBは問題を抱えている」 ドジャースは今オフ、FAになったブレイク・スネル投手、トミー・エドマン外野手と契約合意。両選手とも後払いが適用されるなど、多くの選手の契約で同様の形態が取られていることが…
米司会者がド軍の後払い契約“連発”に言及「MLBは問題を抱えている」
ドジャースは今オフ、FAになったブレイク・スネル投手、トミー・エドマン外野手と契約合意。両選手とも後払いが適用されるなど、多くの選手の契約で同様の形態が取られていることが話題になっている。米司会者は「そんなチームにどこが勝てるんでしょうか」と訴えている。
米ストリーミングサービス「ロク・チャンネル」の「ザ・リッチ・アイゼン・ショー」で司会を務めるリッチ・アイゼン氏は「MLBはドジャース問題を抱えていると思います。オオタニ、ベッツ、フリーマンの上位打線、昨年は大枚をはたいてヤマモト、(このオフは)ブレイク・スネルを獲得しました。既に素晴らしいチームなのに、他球団よりいい条件を提示して契約に結びつけられることは、MLBにとって問題なのです」と訴えた。
アイゼン氏はさらに「ドジャースが他の選手に大金をかけられるのは、オオタニが後払い契約をしたからです。彼ら(ドジャース)は『南カリフォルニアに住みませんか? 一緒にワールドシリーズを制覇した上でリタイア後の計画を立てられます! というやり方です」と指摘。後払い契約を結ぶことで、引退後の保証もできるという利点を語った。
主張は止まらず、「私は間違ったことを言っていません。そんなチームにどこが勝てるんでしょうか? ヤンキースがフアン・ソトと(再)契約してもノーラン・アレナド、アレックス・ブレグマンといった強打の選手を大金をかけて獲得しなければなりません。そして、引退後の説得もしないといけません」と述べた。
米メディアなどによると、ドジャース選手の後払い額は大谷翔平投手が6億8000万ドル(1021億円)、ムーキー・ベッツ内野手は1億1500万ドル(約173億円)、フレディ・フリーマン内野手は5700万ドル(約86億円)、ウィル・スミス捕手が5000万ドル(約75億円)、今オフFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手が850万ドル(約13億円)、今オフにFAになり契約合意したブレイク・スネル投手は6200万ドル(約93億円)、トミー・エドマン外野手は2500万ドル(約38億円)。合わせると、9億9750万ドル(約1498億円)となる。今後、大型契約の際の潮流となっていくのだろうか。(Full-Count編集部)