11月30日の中山5R・2歳新馬戦(芝1200メートル=16頭立て)は、11番人気のヴィヴァラリス(牝、美浦・尾関知人厩舎、父デクラレーションオブウォー)が、ゴール前の接戦を制してデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分9秒0(良)。 内…

 11月30日の中山5R・2歳新馬戦(芝1200メートル=16頭立て)は、11番人気のヴィヴァラリス(牝、美浦・尾関知人厩舎、父デクラレーションオブウォー)が、ゴール前の接戦を制してデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分9秒0(良)。

 内の5番枠から道中は中団で運ぶ形となり、リズム良く追走した。4コーナーで前との差を詰めて、直線では大外に持ち出すと、鋭い伸び脚で先に抜け出していたタケショウブラボーを鼻差でとらえた。

 三浦皇成騎手は「真面目な馬で体(馬体重400キロ)は小さいですけど、返し馬も1頭でも落ち着けていました。競馬もそのぶん、スイッチがあって、直線で1頭になった時は物見をしていたが、内の馬を意識させたら、もうひと踏ん張りしてくれました。いいバネしていました」と、素材の良さを評価した。

 尾関調教師は「ものは良さそうと思っていて、体も小さいですが、先週、今週と動きは良くなってきていました。良化途上のなかで、しっかりとこういう走りができた。こういうレースぶりなら、マイルくらいまで試してみたい。馬体面で成長できたら楽しみです」と、今後の伸びしろに期待を膨らませた。