日本ゴルフツアー機構(JGTO)が25日に都内で定例理事会を行い、2025年シーズンよりレギュラーと下部ツアーのインターネット配信を開始することを報告した。具体的な配信元については後日発表予定。全試合を対象としているが、各大会との交渉はこ…
日本ゴルフツアー機構(JGTO)が25日に都内で定例理事会を行い、2025年シーズンよりレギュラーと下部ツアーのインターネット配信を開始することを報告した。具体的な配信元については後日発表予定。全試合を対象としているが、各大会との交渉はこれから進める。
JGTOは今季限りで国内男子下部ツアーの特別スポンサーを務めるインターネットテレビ局「ABEMA」との契約が終了する。ABEMAはこれまで下部全試合を生中継し、一部レギュラーツアーの配信も行っていた。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)では現在、トーナメントを「U-NEXT」と「DAZN」で配信している。
レギュラーツアーのポイント制への移行についても言及した。副会長の倉本昌弘氏は、「最短で来年から。その場合は賞金ランキングとの併用になる。女子ツアーではすでに導入(2022年~)されていて、世界的にも主流になっている中、日本の男子が一番最後ということになる」と話した。
12月4日に行われる主催者会議で議論し、最終的な決定をする。万が一調整がつかなかった場合も、現在のドライビングディスタンスやパーオン率などと同様、新たなスタッツの一つとして展開していく。また、下部ツアーでは来年よりポイント制に移行することが決まった。
「大会によって賞金額が倍違うからといって、ポイント制の場合は2倍にはならない。賞金制だと高額大会で勝った選手が急に年間レース争い、シードになることが起こりうる。そういったことをなくして、選手たちが公平に戦える場を作りたい」と狙いを語った。
また、大会ごとの配分ポイントを決定するに際し、国内のメジャー大会を正式に再定義。今後“メジャー”といわれる大会が増減する可能性も示唆した。