「並外れた制球力の持ち主で、4.68%の割合でしか四球を許していない」 巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す菅野智之投手について、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は23日(日本時間24日)、ジ…

「並外れた制球力の持ち主で、4.68%の割合でしか四球を許していない」

 巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す菅野智之投手について、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は23日(日本時間24日)、ジャイアンツが興味を持っていることを報じた。

 MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「海外FA権をもつ35歳に対して、複数の球団が興味を示している。そのうちの1つが、巨人と同じチーム名のジャイアンツだ」と伝えた。

 同サイトは来季のジャイアンツの先発ローテーションについて、ローガン・ウェブ、ロビー・レイ、カイル・ハリソンに当確マーク。「(4人目には)ジャイアンツが先発再転向を望めばジョーダン・ヒックス。(5人目には)経験の少ない若手投手のランデン・ループ、ヘイデン・バードソング、キートン・ウィング、トッププロスペクトのカーソン・ウィズンハントがローテーション争うしている状況だ」と説明。「スガノに合わせて6人ローテーションを採用すれば、(副産物で)球数制限のある若手投手の管理が容易になるだろう」と“利点”をあげた。

 同サイトは、菅野の契約を1年1200万ドル(約18億5700万円)と予想している。ジャイアンツは2024年シーズンぜいたく税の課税ラインを超過しており、「来季は(今年と比べて)総年俸の削減を計画している。比較的にお手頃に獲得できるスガノは、ジャイアンツにとって関心を寄せるであろう存在だ」とみている。

 また「ジャイアンツがスガノに接触するのは初めてのことではない。2020年オフに巨人がポスティング申請した際に関心を寄せた複数あるチームの1つだ。この10年で見ると、日本球界で最高の投手の1人。大量に三振を奪うわけではないが、並外れた制球力の持ち主で、NPB通算でわずか4.68%の割合でしか四球を許していない。多くの個人タイトルも獲得しており、34歳になった今シーズンも素晴らしい成績を残している」とも。通算136勝右腕の行く先が注目される。(Full-Count編集部)