卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は22日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング13位の平野美宇(木下グループ)は同7位の陳幸同(中国)と対戦。ゲームカウント0ー3で敗れてベスト8で敗退した…

卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は22日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング13位の平野美宇(木下グループ)は同7位の陳幸同(中国)と対戦。ゲームカウント0ー3で敗れてベスト8で敗退した。

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■強固なラリーの前に屈す

平野は前日のソフィア・ポルカノバ(オーストリア)戦ではフルゲームを制してベスト8進出。世界ランキング7位と自身の13位を上回る相手との戦いは序盤互角の入りから徐々に離され3-11スタートに。第2ゲーム7-8でタイムアウトをとり反撃に出るも、陳幸同の勢いを止められずに第2、3ゲームを失いストレートで終戦した。

試合後に平野は、「(アジア選手権決勝で)勝っていたからチャンスがあるかなと思っていた」と戦前の心境を明かしつつも「相手の凡ミスが少なかった」と振り返り、「改めて強い選手だなと思った」と世界7位の実力に脱帽した。

平野は今季、1月の全日本選手権でパリ五輪シングルスの出場権を獲得し、夏の大舞台ではベスト8入り。団体戦では2大会連続の銀メダルメンバーとして大きく貢献した。

平野は今季のシーズンについて「夢がかなった1年」と総括。「卓球でも人間的にも成長できるようにしたい」と今後を見据えた。

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