米大リーグ機構は21日(日本時間22日)、2024年シーズンのナ・リーグ最優秀選手(MVP)を発表。ドジャースの大谷翔平投手が2年連続3度目の受賞を果たした。受賞の発表を中継で見届けた“大谷ファミリー”のドタバタに、早朝から多くのファンが…
米大リーグ機構は21日(日本時間22日)、2024年シーズンのナ・リーグ最優秀選手(MVP)を発表。ドジャースの大谷翔平投手が2年連続3度目の受賞を果たした。受賞の発表を中継で見届けた“大谷ファミリー”のドタバタに、早朝から多くのファンがリアクションしていた。
MVPの発表はMLB専門放送局『MLB Network』内の番組で行われた。まずア・リーグのMVPプレイヤーの発表が行われた後、ナ・リーグの発表プレゼンターを務めたのは、今年大谷とドジャースでチームメイトとなり、自身も2014年にMVPを受賞しているレジェンド、クレイトン・カーショウ投手だった。
そのカーショウが「2024年のナ・リーグMVPは、僕のチームメイト、ショウヘイ・オオタニだ」と発表し、中継が大谷に切り替わると、そこには大谷と真美子夫人、愛犬のデコピンらの姿が。しかし大谷は眠そうな表情のデコピンを抱いたままカメラを向いておらず、その後「やばい全然(発表を)聞いてなかった」と真美子夫人に語りかけながら笑顔で受賞を喜んだ。
加えてその直後、デコピンが突然の拍手と歓声に驚いたのか、カメラの外へ“脱走”。思わず大谷らも「あーあー」と驚いた表情を見せるなど、慌ただしい発表の瞬間となった。
その後のインタビューでは「ドジャースの一員の一人として代表してもらったと思っている。それくらいみんなでつかみ取った。シーズンもそうですし、ポストシーズン、ワールドシリーズもみんなでつかみ取ったものだと思っています」と受賞を喜んだ。
また、「来季はサイ・ヤング賞とMVPの同時受賞を目指すのか?」と問われると、「そうなれたらもちろん最高ですし、まずは(投手として)復帰して、さらに強くなったパフォーマンスを出して、自信を持ってマウンドに上がるのがまずは目標」と意気込んだ。
まさかの“ドタバタ劇”となった発表の一部始終を早朝から見守った日本のファンはSNSで「いろいろカオス」「デコピン逃走!」「年々MVP受賞の時にご家族増えてるのエモいな」「真美子さんとデコピンも一緒で幸せな気持ちにさせてもらいました」などとリアクション。MLB公式のサラ・ラングス記者はXで「デコイが満場一致で真のMVP」とポストするなど、現地でも大きな反響を呼んでいた。
2年連続の“満票受賞”、さらに指名打者(DH)のみで出場した選手として初めてMVPを受賞した大谷は、来季から再び投手と打者の二刀流でシーズンに臨み、ワールドシリーズとMVPの連覇に挑む。
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(ABEMA『SPORTSチャンネル』)