14日はハンク・アーロン賞など1日で3冠 衝撃のシーズンは納得の形で締めくくられた。全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が満票で2年連続、3…
14日はハンク・アーロン賞など1日で3冠
衝撃のシーズンは納得の形で締めくくられた。全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が満票で2年連続、3度目となる受賞を果たした。ドジャース加入1年目から各賞を総なめにし、実に“15冠”を成し遂げた。
大谷は昨年12月に10年総額7億ドル(約1061億円)でドジャースに移籍。レギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。54本塁打と130打点で2冠を手にした。さらに前人未到の「50本塁打-50盗塁」も樹立している。
MLB公式のHPに記載されているスタッツだけを見ても、134得点、54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、99長打、411塁打、ISO(長打率-打率).336、本塁打率11.78の“リーグ10冠”。打率.310、59盗塁は同2位と圧倒的な成績だった。
シーズン中には週間MVPを4回、月間MVP(9月)1回、本塁打、打点の“7冠”。さらに老舗スポーツメディア「スポーティング・ニューズ」選出の年間最優秀選手には、メジャー最多58本塁打&144打点のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)を退けて受賞を果たした。さらに、選手会選出のナ・リーグ最優秀野手、正力松太郎賞特別賞にも選ばれた。
14日(同15日)には卓越した打者をファン投票などで選出する「ハンク・アーロン賞」、最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」、今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の「ファーストチーム」DH部門に選ばれ、1日で“3冠”を達成した。そして21日(同22日)にはナ・リーグMVPも受賞。実に今季“15冠”フィニッシュとなった。(Full-Count編集部)