卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は21日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング13位の平野美宇(木下グループ)が同14位のソフィア・ポルカノバ(オーストリア)ペアと対戦。ゲームカウント3ー2…

卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は21日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング13位の平野美宇(木下グループ)が同14位のソフィア・ポルカノバ(オーストリア)ペアと対戦。ゲームカウント3ー2で勝利した。

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■ホームの大歓声に感謝

夏のパリ五輪後も精力的に国際大会に出場を続ける平野がファイナルズに出場。1回戦ではポルカノバ相手に第1ゲーム中盤にリードを奪い奪取するが、第2、3ゲームで相手の圧力にあい連取される。しかし、第4ゲームをものにしてフルゲームに持ちこむと、最後は徐々に相手を離す形でゲームをものにした。

平野は試合後に「左の選手なので、YGや純回転のサービスが来る。自分のタイミングが良くなかったこともありますが、全体的にはしっかりやることができたので、そこは良かった」と印象を語り、日本でのWTTシリーズについて「負けてる時や苦しい時でも『まだここからだよ!』と声が聞こえてきていたので、まだまだだなという気持ちが込み上げてきた」とホームの地を利用できたと明かした。

1回戦で世界女王の孫穎莎(中国)を破った陳幸同(中国)との対戦となる準々決勝について「大会のレベルが高いので、まずは1回でも多く勝つことが目標。次という形で勝てるようにしていきたい」と言及。

今大会は有力選手が敗れるなど波乱の大会となっていることに対して、「今はレベルが近いし、16人というところでレベルの近い選手が出ている。1試合1試合どの選手が勝つか分からない。私は13位ですが下剋上の気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。

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